ダンスパフォーマンス科 NEWS & TOPICS

【SAM先生から学生たちにメッセージ】

「長いようであっという間の2年間のDP生活も、いよいよこの卒業公演で最後を迎える。卒公のリハーサルの中で、それぞれがいろんな思いでダンスにリハーサル生活に取り組んできたと思う。好きで始めたダンスだけど、葛藤や挫折を味わい、悩んだ人もいるだろう。全力を出し切れた人、仲間と楽しくやって来れた人、何かにつまづいた人、何かを乗り越えられた人、もっともっと出来たはずなのにと思う人、さまざまな感情があると思う。そして、何かを求めて頑張る時、障害や壁はつきもの。簡単に越えられる壁は達成感も低く、真剣に努力して越えた壁は達成感とともに自信と強さにつながる。ただ失敗してもそれは無駄ではなく、確実に経験値として積み上げられ、次の挑戦への貯金になっているので、失敗を恐れて何もしないより、失敗を重ねてでも挑戦する事を選んだ方が人生は間違いなく豊かになる。多様性の時代、一人一人の個性がそれぞれの立場や場所で輝いていくことが出来る。
卒業していくみんなは、この先ダンスに関わる人、また違う道に進む人、まだまだいろんな可能性がある。何をするにしても人を大切にして、何よりも自分を大切にして信じてあげる事が出来れば、その道は開かれる。
2年生はこの卒業公演に、今までの努力や葛藤を全てぶつけて、今出せる力の全てを出し切って、悔いなく次のステップに向かっていって欲しい。1年生のみんなは先輩達の背中を目に焼き付けて、来年の卒公に向けて、この1年間の集大成をこのステージにぶつけて、新しい年に向かって行く「力」にしていこう。そしてそれぞれが、今日観に来てくれている大切な人達に、自分達の楽しく、真剣なダンスを届けてあげてくれ。エンターテイメントの力は人の心を元気にポジティブにし、困難に打ち勝つ気持ちを与えてくれる。音楽とダンスの力は思っている以上に大きく無限大だ。そんな大きく素晴らしい世界に携わっている事に誇りを持ち、その力を信じて明日のステージそしてその先の未来へと可能性を拓いていってほしい。」