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建築学科(4年制)卒業後、大学院進学

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建築学科(4年制)卒業後、大学院進学建築学科(4年制)卒業後、大学院進学
2018年12月27日

建築学科(4年制)から大学院へ進学。将来を見据え、建築業界で成功する力を養う。

建築学科(4年制)イメージ

日本工学院からの進学で夢に向かって飛躍しよう!

日本工学院では、4年制の建築学科を卒業後、さらに高度な建築を学ぶため大学院への進学という道が選択できます。
建築という裾野が広く、学ぶことも多い業界で、「10年先に何をやりたいのか」という視点から、学生一人ひとりの希望を踏まえ、建築業界に精通した先生たちが的確にアドバイス。建築が大好きで、将来建築家になりたい学生にとっても、大きな力になっています。今回は、テクノロジーカレッジの建築学科(4年制)から大学院への進学についてご紹介しましょう。

■ 建築設計科(4年制)の進路

一級建築士の最短取得をめざす・二級建築士の最短取得をめざす

建築の意匠設計をめざすなら、大学院へ進むべき。

授業風景

建築業界はとても裾野が広いため、トップクラスの花形建築家にならなくても活躍する場はいくらでもあります。35歳になるまでゼネコンの設計者として働いていて、それからイギリスに留学して建築家として独立し、優れた作品を発表している人もいますから、社会に出てから目標を変えても遅くはない。ただ、私は担任として進路相談をする際に、意匠設計(デザイン)を志望する学生には大学院への進学を勧めています。建築について深く学ぶには、4年間では足りないからです。もっと建築について学ぶ時間があった方がいいと考えています。

海外だと建築の学校は卒業するまでに、だいたい5年から7年かかります。建築家になるには、構造や設備、電気関係、人間工学、美学から都市論、経済まで幅広い領域について学ばなければなりません。だから大学院に行った方がいい。建築業界で活躍するために院卒は必須条件ではありませんが、確実に可能性が広がります。たとえば、大手の設計事務所の採用試験においては、学卒と院卒の区別がないので同じ土俵で競うことになります。2年間の学びの差が、ハンデになるかもしれません。学ぶ時間の量だけでなく研究室の教授ほか、さまざまな人との出会いから受ける刺激が成長を喚起することもあるでしょう。建築が好きな人であれば、後で紹介する岡田さんや吉川さんのように、4年では足りないと思うはずです。

大学受験よりも大学院受験が楽な理由とは?

授業風景

日本工学院の建築学科から大学院へ進学する大きなメリットは、高校から受験でその大学へ入るよりもハードルが低いことです。それはなぜか?大学院の試験は、大学受験に必要な知識量をはかるものではなく、大学や専門学校で学んだ建築について問われるものだからです。受験勉強のように、苦手な科目を無理して勉強する必要はありません。自分の好きな建築のフィールドで戦えます。

大学院の試験は、建築の専門分野5~6科目の中から選べる論述式の試験。即日設計という数時間の持ち時間で与えられたテーマの設計を形にする実技試験。それと面接が行われます。大学ごとに試験科目が違うため、授業で試験対策を教えるのは難しい。学生が自分から私たち教師に働きかける必要があります。逆に言えば、その熱意こそが大学院進学を実現するために必要だということです。

大学院で入学試験の過去問の公開が義務付けられているのは1年分なので、それ以前のものは自分で手に入れなければならないため、なるべく早期に目標とする研究室に飛び込んで先輩などから話を聞くように話しています。個人的に親しくしている先生も多いのですが、私を介さずに学生が自分で問い合わせて行くほうが、熱意をPRできるからです。学生が解いた過去問を添削すると同時に、出題者と思われる教授の論文を読んでおくように指導しています。論文のテーマや内容から、模範的な解答に必要な項目を特定しておくと、傾向と対策が立てやすくなるからです。

大学院受験のノウハウはいろいろありますが、最も有効な対策は、単純です。ただ建築が本当に好きであること。好きなことなら、勉強も苦にならない。自分の好きな分野について、どれだけ考えて論理的に伝えられるかが合否を決めます。授業でも、日常生活でも、考える訓練をしておくことが大切。好きこそものの上手なれ、です。

大学院合格者インタビュー vol.1

大学院進学者インタビュー「次世代に残す建物を造るため、大学院でもっと深く学びたい」

大学編入をめざした理由

学外のサークルに参加して、4年という時間の短さを痛感。

大学受験が思うようにいかず日本工学院に入学したので、入学したばかりの頃からキャリアサポートセンターに行って情報を収集するなど、進路について考えていました。日本工学院を選んだのは、放送大学を併修すれば大学と同じ学士を取得できるからです。大学院に進もうと思ったきっかけは、2年生になって、さまざまな大学の学生が集まる建築系のサークルに参加したこと。1/1スケールで部屋のリノベーションをしたり、ひとつのテーマをグループで調べてプレゼンしたりするうちに、4年では時間が足りないなと感じるようになりました。同じ頃にURの都市再生を手がけている工学院大学院の木下先生を知り、著書や論文を読むうちに先生の研究室で学びたいと思い、大学院への進学を決意したのです。担任の松村先生に相談したのは3年生の春で、そこから私の大学院進学準備がスタートしました。

授業風景

日本工学院のサポート・試験対策

決して優等生ではなかった私を、見守ってくださった先生方に感謝。

大学院の受験対策は、ただ待っていてはダメです。とにかく自分から積極的に先生のもとへ行って、教えてもらわなければなりません。先生方の豊富な経験や知識、幅広いネットワークには、本当に助けていただきました。判断に悩んで相談すると親身になって悩んでくださり、ヒントを示唆してもらいました。勉強だけでなく、精神的に支えてもらえたおかげで、大学院への進学をかなえた自分がここにいます。

工学院大学大学院の試験内容はTOEICのスコア提出と12の専門基礎科目から8科目を選択する筆記試験、そして5時間かけて行われる即日設計と面接でした。一番苦労したのは即日設計です。普段はPCで製図していますが、即日設計は手で描かなければなりません。練習にも5時間かかるので、受験直前の夏休みは1日12時間くらい受験のための勉強にあてていました。実は今だから言えますが、たまに授業を休んで他大学へ講義を聞きに行ったり、研究室を訪問したりしていました。それを知りながらも温かく見守ってくださった担任をはじめとする先生方には、深く感謝しています。先生方のおかげで、自分の視野を広げて、大学院進学に対する意欲を高めることができました。

大学院進学者インタビュー風景

後輩へのメッセージ

自分の進路に迷っていても、ここで方向性を決められる。

専門学校での学びは大学とは違って、より社会に近い実践的な価値観や考え方を身に付けることができます。4年制の建築学科は学士を取得できるので、就職してもいいし、大学院へ進学してもいい。将来の自分にイメージが持てなければ、日本工学院を選ぶのも一つの方法です。入学してから方向性を決めることも、変えることもできる。それをサポートしてくれる先生方がいる。だから最終的には、いい方向に進めると思います。

建築の魅力は、「人が住んだり働いたりする場所」であり、「芸術」でもあり、「街のランドマークとして愛される存在」でもあるなど、さまざまな側面を持っていること。いつか次世代に残せる建物を自分の手で設計したいと考えています。

大学院合格者インタビュー vol.2

インタビューイメージ「自分の設計した建物を通して、いろんな人と対話してみたい」

大学編入をめざした理由

大学院を志望したきっかけは、雑誌で目にした建築への興味。

大学院へ進学可能なことは入学前に知っていました。でも、初めからそれが目標だったわけではありません。1年生の後期に課題の参考にするために住宅雑誌を読んでいたら、面白い建築を見つけて興味を惹かれたのです。それが芝浦工業大学大学院の原田真宏先生の作品でした。この人のもとで建築を学んでみたい、と単純に思いました。
でも、その時に大学院へ進学しようと決めたわけではありません。自分の中で具体的な目標になったのは、3年生の後期。担任の松村先生に進路の相談をしていたときに、大学院への進学を勧められたからです。授業で描いている設計図は、学ぶためのもので、実際には形にならないフィクションです。大学院の研究室を訪問した時に、学生たちが原寸大の机やベッドを実作しているのを見て、建築家になって自分の設計した建物が出来上がるところを見てみたいと思いました。

授業風景

大学院へ進学可能なことは入学前に知っていました。でも、初めからそれが目標だったわけではありません。1年生の後期に課題の参考にするために住宅雑誌を読んでいたら、面白い建築を見つけて興味を惹かれたのです。それが芝浦工業大学大学院の原田真宏先生の作品でした。この人のもとで建築を学んでみたい、と単純に思いました。
でも、その時に大学院へ進学しようと決めたわけではありません。自分の中で具体的な目標になったのは、3年生の後期。担任の松村先生に進路の相談をしていたときに、大学院への進学を勧められたからです。授業で描いている設計図は、学ぶためのもので、実際には形にならないフィクションです。大学院の研究室を訪問した時に、学生たちが原寸大の机やベッドを実作しているのを見て、建築家になって自分の設計した建物が出来上がるところを見てみたいと思いました。

授業風景

日本工学院のサポート・試験対策

好きなことを学ぶ試験勉強は、大学受験の苦労とは大違い。

建築学科の先生方には大変お世話になりました。試験についてわからない点を質問しに行くと丁寧に応えてくださり、志望する研究室や先生について詳細な情報を教えていただけたことで、不安を軽減することができました。日本工学院に入学して、真摯に建築と向き合っている先生方と出会っていなかったら、大学院に進学していなかったかもしれません。

芝浦工業大学院の試験科目はTOEICの結果、設計計画と建築設計の2科目の小論文、即日設計でした。小論文で試されるのは、近代建築をどれだけ理解しているか。暗記力を競う試験ではないので、日ごろから建築について考えていれば、ある程度は答えられます。好きなことについて学ぶのは楽しくて、受験勉強という感覚はありませんでした。高校時代に苦しんだ大学受験とは大きな違いです。4年生の5月に初めて研究室を訪ねて原田先生にお会いしましたが、今までの人生の中で一番緊張しました。

8月の末に試験を受けて、9月上旬に合格通知をいただきました。落ちた後のことは考えていなかったので、本当にうれしかったですね。

インタビュー画像

後輩へのメッセージ

著書も論文も全部読むほどの熱意があれば合格できる。

自分の好きな建築の科目で試験を受けられるのが大学院受験のいいところです。歩きながらでも受験勉強できる。試験対策は過去問を解くのが全てだと思う。論文を読んでいれば、問題の出題者が志望する研究室の先生だということまでわかるようになります。著書の他の論文も読みあさって、まず敵を知るくらいの熱意で取り組むことが合格の秘訣です。

研究室に入ったら折を見てスペインに留学したいと考えています。もっといろいろな世界を見て、力を蓄える必要があるからです。建築には、設計者の経験や感情が現れる。いつか自分の設計した建物を通して、いろんな人と対話したいと思っています。

いい建築家になるためには、豊かな人生経験が必要です。

建築学科では、大学院に進学する学生に限らず、他大学の学生や実際に活躍している建築家と出会う機会を増やそうとしています。企業や大手設計事務所へのインターンシップも計画中です。会ってみれば、大学生も建築家も特別ではなく、悩んだり迷ったりする人間であることを知り、自信に繋がるでしょう。
これから日本工学院をめざす建築に興味のある学生には、「建築って本当に面白いよ」と言ってあげたい。いい建築家になるためには、楽しく遊ぶことが大切。旅行に行って何か体験するのもいいし、人と出会うことから得るものもある。特別なことでなくてもかまいません。横になって空を見上げれば、いつもと違う雲が、太陽が、月が見えるはず。そうした体験の一つひとつを、建築に昇華できれば、それが個性になります。オリジナリティにあふれる仕事をしたいなら、豊かな人生経験を積むことです。大学院へ進学する、しないに関わらず、日本工学院で過ごす4年間で、建築の楽しさや、設計する喜びを知ることができます。

いい建築家になるためには講師インタビュー画像

近年の大学院合格実績

蒲田校

2018年度

芝浦工業大学大学院理工学研究科建設工学専攻

工学院大学大学院工学研究科建築学専攻

八王子校

2017年度

首都大学東京大学院都市環境科学研究科観光科学域

日本工学院建築設計科

◎建築学科
https://www.neec.ac.jp/department/technology/architecture/4years/

日本工学院
テクノロジーカレッジ
建築設計科
教師・松村 哲志


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