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建築学科/建築設計科 NEWS & TOPICS

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2024年01月31日
蒲田校

建築学科の学生が「第21回 主張する『みせ』学生デザインコンペ」優秀賞を受賞

公益社団法人 商業施設技術団体連合会が主催する「第21回 主張する『みせ』学生デザインコンペ」において、建築学科3年 小嶋希杏さんの作品『生きるための音と匂い』が優秀賞を受賞しました。
この学生コンペは全国の大学院、大学、専門学校から「商い」の建築デザインを募集している大規模なコンテストです。
今年度は426点の応募作品があった中で、次点にあたる優秀賞です。2024年1月24日~26日には建築会館(東京都港区芝)で受賞作品展示会と表彰式が行われました。


小嶋さんの応募作品は、品川駅近くある「東京都中央卸売市場食肉市場」上空に浮かぶ「生きるための音と匂い」の施設提案です。ここは東京で唯一の牛と豚の屠場を併設した市場となっています。
昔から「屠畜」は穢れや差別の対象として日常から遠ざけられ、差別や偏見も生んできました。私たちが当たり前のように口にする食肉は「動物の死」とそこで働く人々の手によって支えられています。飲食屋台の建ち並ぶこの屋内広場や屋上庭園には、下階にあるけい留場の牛や豚の鳴き声、屠場での解体作業の音と匂いが、中空の柱によって漏れ伝わってくるように設計しています。

 

 

【小嶋希杏さん受賞コメント】
「今回400点を超える応募作品の中から優秀賞に選出していただき、大変嬉しく思います。自分の思いが認められたことで大きな自信につながりました。ありがとうございました。
普段から食に対する興味を持っていましたが、あるきっかけで品川駅のすぐそばに「屠場」があることを知りました。早速現地に足を運び、食肉市場センタービルの「お肉の情報館」で解説をしていただきながら屠畜の歴史や社会的な役割について深く考えました。
最近、私にとって建築デザインはモノ=物体や空間の形を作っているというより、コト=出来事を作っていると思うようになりました。今回の応募作品でも、平らでなくゆるやかな起伏のある広場のような空間を構想し、ここを訪れた人々に生と死や食への感謝を自然に感じていただけるように意図しました。
現在、私は4年制の建築学科で学んでいますが、残り1年間でさらに建築を通して世の中を見つめ直し、社会問題に対してデザイン提案ができるように学んでいきたいと思っています。」


公益社団法人 商業施設技術団体連合会 学生デザインコンペ
建築学科(4年制)/建築設計科(2年制)

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