バイオテクノロジー
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化粧品開発の
お仕事を解説

バイオ技術者

生物由来の素材から化粧品や薬品、さらに自動車の部品まで、生物の力を日常の生活に生かすために、遺伝情報を利用した研究・開発を行うエキスパート。バイオ関連産業をはじめ、医薬品・食品・化粧品メーカーなど研究を進める企業は急増中。まさに、将来有望な仕事だ。

公害防止管理者

特定の工場において、公害が発生しないよう企業活動を監督する仕事。

化粧品製造技術者

化粧品の製造や輸入販売に携わる企業で、化粧品の開発や製造の工程において管理全般を行う技術者。化粧品は直接肌につけるものだけに、化粧品に関する専門的な技術を有する技術者は企業にとって不可欠な存在。国家資格である「化粧品製造所責任技術者」を取得すれば、ワンランク上の技術者として活躍可能だ。

化粧品品質管理

主に大手の化粧品メーカーの品質管理部門にて、化粧品の品質管理を担う仕事。化粧品の生産や研究開発における品質保証・管理を通して、安心・安全な製品づくりに貢献する。

美容部員

百貨店の化粧品売り場やドラッグストアで、ファンデーションやアイシャドウなど、さまざまな化粧品を販売する仕事。お客様一人ひとりの要望に合わせ、メイクやスキンケアに関する的確なアドバイスができるようになるには、化粧品に関する膨大な知識に加え、高度なコミュニケーションスキルも必須。化粧品メーカーによっては、ビューティーアドバイザーやビューティーカウンセラーを呼ばれることもある。

成分分析スタッフ

例えば、コンビニ弁当の中にはどのような栄養成分が含まれ、どれくらいの熱量があるのか。そんな表示基準が定められている食品の成分含有量が、基準を満たしているかどうかを調査する仕事が、成分分析スタッフ。食品の他に、化粧品や医薬品などの開発部門でも成分分析が行われ、安全性や効果が調べられている。

1.化粧品成分分析スタッフ
化粧品の含有成分を測定し、肌や健康への影響をチェック。多様な化粧品やスキンケア製品の安全性を支える仕事。

2.環境分析スタッフ
水・大気・土壌などのサンプルに含まれる化学物質や有機物質から、環境状態の分析、評価を行う。

3.食品成分分析スタッフ
栄養分や熱量、添加物など表示基準が定められている食品の成分含有量が基準に適合しているかどうか、細菌が繁殖していないかなどを測定し、食品の安全性をチェックする役割を担う。

4.医薬品成分分析スタッフ
医薬品に必要な有効成分を抽出したり、成分分析から安全性や効果などを調べる仕事。製品開発から、品質管理・検査部門まで活躍の場は広い。

新製品開発スタッフ

ウイルス・細菌・カビなどの微生物から大型の動植物、人類まで。生物が本来持つ力を活用し、食品や化粧品、医薬品などの新製品の研究・開発を行う技術員。自然生態系と環境の実態をふまえ、人間と地球にやさしい製品の開発は大いに期待を集めており、バイオテクノロジーを駆使する技術者のニーズは今後ますます高まっていくことが予想される。

1.化粧品開発スタッフ
化粧品メーカーで、マーケティング結果をもとに、新しい化粧品の開発に取り組む技術者。成分分析、品質管理、安全性評価などの知識・技術に加え、“美容”や“健康”への理解も必要。最近では、乳酸菌や酵母菌などの働きを活用した“バイオ化粧品”も注目されている。また、香料の開発などもこの分野の仕事のひとつ。

2.医薬品開発スタッフ
医薬品メーカーで、細胞工学や遺伝子工学、機器分析などの技術を生かし、安全性・安定供給の面をクリアする新薬の開発を支援する仕事。生物のしくみを理解したバイオテクニシャン（実験技術者）の果たす役割は大きい。

3.食品開発スタッフ
普段、私たちが口にする食品や飲み物は、栄養・健康・味・香りといった要素に加え、安全性が強く求められている。そんな消費者のニーズに応える製品の開発・製造に欠かせないのが食品開発に関わるテクニシャン（実験技術者）。中でも、醤油・味噌・酒などの発酵を利用した食品に代表されるバイオテクノロジーの技術は、食の可能性を大きく広げる。

品質管理者

化粧品、医薬品あるいは食品メーカーなどで、製品の安全性を確保するとともに、一定の品質が得られるよう管理する。

食品衛生管理者

乳製品をはじめ、特に衛生上で注意が必要な食品や添加物の製造・加工工場で衛生管理を行う。

遺伝子研究スタッフ

遺伝子に刻まれた生命のメカニズムを解明する研究スタッフ。