本年度、学科横断プロジェクト「MARS(火星移住計画)プロジェクト」では、国立極地研究所より火星の石の一部をお借りし、その調査を行っています。プロジェクトの一環として、学生たちは東京都立川市にある国立極地研究所を訪問しました。
訪問では、極地科学資源センターの南極隕石ラボラトリーに所属する山口亮先生、今榮直也先生、中藤学術支援技術専門員から、火星や隕石に関する詳しい解説をしていただきました。実際に手に取った火星の石の一部は、想像以上の重さがあり、「この石が太陽系を旅して地球に落下し、南極地域観測隊に発見されて、今自分の手元にある」という事実に、学生たちは強いロマンと感動を覚えました。
極地研究所訪問後、学生たちはその場で得た知識や調査結果をMARSプロジェクトのメンバーに共有。メンバーたちは熱心に耳を傾け、火星の石の一部に触れる機会に胸を躍らせました。
この貴重な体験を通じ、学生たちは新たな課題の発見とその解決に向けて歩み始めています。宇宙の神秘に触れることで得たインスピレーションを、未来の火星移住計画や地球環境の研究にどう生かしていくのか、彼らのさらなる挑戦に期待が膨らみます。