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高校生いすデザインコンテスト

第11回 高校生いすデザインコンテスト入賞作品発表。

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第11回高校生いすデザインコンテスト結果発表
応募テーマ「学校で座りたい いす」

(応募総数579作品)

【審査委員長】
清水忠男(共生環境デザイナー、千葉大学名誉教授、金沢美術工芸大学大学院教授)
【審査員】
河東梨香(テキスタイル&インテリアデザイナー)
田中啓介(株式会社イトーキ 商品開発本部)

受賞作品 ※受賞者の高等学校は受賞当時のものです

『uneri』
山田 美宇
東京都立葛飾野高等学校

uneri

審査員コメント
丸みを帯びて、うねりのように曲がりくねる木製のいす。自由な座り方が可能で、作業や読書のできる台としても使えるとのこと。複雑な形状を表現するスケッチも巧みで楽しく、見ているだけで使い方のイメージがふくらんで行きます。創作意欲が、まさに「うねり」のように発展させられるでしょう。ユニークさに感心させられました。(清水 忠男 氏)

『今日の心はくもりのち晴れ』
庄原 敬人
広島県・広島市立広島工業高等学校

今日の心はくもりのち晴れ

審査員コメント
純粋にここで時間を過ごしたいと感じた作品です。日本の伝統的な技法である芝棟は、味気なくなりがちな学校の屋上にのどかな風景を作りだします。緩やかなカーブが人と人との視線をずらし、それぞれが自分の思いに浸れる場所になっています。溶け出すような淡い着彩方法がコピーとマッチしていて印象的でした。(河東 梨香 氏)

『スケットくん』
園川 笑未
鹿児島県立川内商工高等学校

スケットくん

審査員コメント
使用していない時は競技に邪魔にならない壁となり、引き出したらゆっくり観戦が出来るベンチ、緊急時には担架になる。体育館で求められる様々な機能を単純かつ合理的にまとめたアイディアです。体育座りで競技を観戦するよりもリラックスした姿勢で応援ができ、空間に集う人々の笑顔に溢れた風景が目に浮かびます。(田中 啓介 氏)

『R CHAIR』
丸山 ちひろ
神奈川県立神奈川工業高等学校

R chair

審査員コメント
学校の図書室で本を読むときや一人で寛ぎたいときにピッタリのいす。自分だけの空間を感じられるよう、全体にゆったりしており、座面は低く大きく、飲み物や文庫本等を置ける幅広い肘掛けも用意されているため、多様な座り方、使い方を受け入れてくれるでしょう。曲線の多い形状や木質素材による親しみやすい雰囲気。製作もしやすそうです。(清水 忠男 氏)

『フリーアドレス チェア』
川口 昭朋
広島県・広島市立広島工業高等学校

フリーアドレス チェア

審査員コメント
学生たちがコロコロ転がる椅子を追いかける情景が目に浮かぶ作品です。「フリーアドレス」やチェアの「校内分布」を確かめられる仕組みなど、時代性を感じさせます。座る前にまず捕まえなくてはいけなかったり、みんなで定期メンテナンスをする必要があったり、ひと手間かけることで今までとは違ういすとの関係性が生まれそうです。(河東 梨香 氏)

『ecology chair』
木原 星
鹿児島県立川内商工高等学校

ecology chair

審査員コメント
身体を動かすことで授業に集中するというアイディアには、授業はじっと静かに受けなければいけないという既成概念から脱却した面白さがあります。また、その動力を発電に使うことで、地元の抱える不安を解決することにも繋げるという点にも感心させられました。使用しない時の収納機能や、負荷調整の機構まで気を使っている点も実現性を感じさせます。(田中 啓介 氏)

審査委員特別賞

『Σシグマ
〜考える人になれるイス〜』

折原 はる
宮城県・仙台市立仙台工業高等学校

Σ 〜考える人になれるイス〜

審査員コメント
さまざまなことを考える場所としての、学校にふさわしい考えごとをするためのいす。学内のさまざまな場所にさりげなく置かれたいすに身を置いているうちに、人はロダンの「考える人」のような姿勢で思索にふけるだろうというのです。実際に試してみたくなりますね。使う人を取り込んだ「彫刻」が点在する環境というのも楽しいなあ。(清水 忠男 氏)

『めでたイッス さくら』
紅野 芽唯
静岡県・私立知徳高等学校

めでたイッスさくら

審査員コメント
花びらモチーフの包み込むようなデザインは、優しい座り心地が想像できます。複数を並べた時の姿まで想定された提案だということもユニークで、意図されているように、まさに式典の華やかな場に花を添えるような素敵なデザインです。本体のデザインを引き立たせるようなシンプルな脚デザインも考えられており、全体のまとまりとしても秀逸です。(田中 啓介 氏)

『木になる椅子』
濱﨑 遥菜
鹿児島県立川内商工高等学校

木になる椅子

審査員コメント
自分がデザインした椅子に愛着が湧くことは当然ながら、3年間使うことでそのいすの座り心地や使い勝手など、身を以て体験することができる作品です。卒業時には改良点も多く見えていることでしょう。木工実習という特定の場所のいすとして、「座る」だけでなくその制作過程から利用時まで、多くの「学び」を得られるアイディアです。(河東 梨香 氏)

学校賞

  • 北海道留萌高等学校
  • 東京都立つばさ総合高等学校
  • 石川県・金沢市立工業高等学校
  • 京都府・京都市立京都工学院高等学校
  • 熊本県立熊本工業高等学校
  • (順不同)

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