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高校生いすデザインコンテスト

第12回 高校生いすデザインコンテスト入賞作品発表。

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第12回高校生いすデザインコンテスト結果発表
応募テーマ「スポーツ観戦の いす」

(応募総数471作品)

【審査委員長】
清水忠男(共生環境デザイナー、千葉大学名誉教授)
【審査員】
河東梨香(テキスタイル&インテリアデザイナー)
田中啓介(株式会社イトーキ 商品開発本部)

受賞作品 ※受賞者の高等学校は受賞当時のものです

『ボルダリング S席』
松﨑 明日花
広島県・広島市立広島工業高等学校

ボルダリング S席

審査員コメント
ボルダリングはこんな所をよじ登るのかと驚かせますが、遠くからの観戦では選手の表情や手足のかけ方の詳細がわかりません。そこで提案されたのが、天井から吊るされた板上に身を固定し、選手のよじ登るタイミングに合わせて上下する特別席から観戦するというこの方式。ユニークさとプレゼンテーションの巧みさが際立っていました。(清水 忠男 氏)

『talisman』
和田 まゆか
北海道函館工業高等学校

talisman

審査員コメント
スポーツ観戦を移動しながら楽しむという発想の転換、快適な観戦を実現させるための軽量性、収納性という課題に対し、ドリームキャッチャーという美しいデザインモチーフで解決するというアイデアが秀逸でした。屋外競技の観戦を想定した日除けの機能性も担保し、それらを実現させる素材の提案までもが考えられている点にも好感が持てます。(田中 啓介 氏)

『アドレナリンMAXチェア』
和泉 皓士
広島県・広島市立広島工業高等学校

アドレナリンMAXチェア

審査員コメント
競技と観戦者が一体化する作品が幾つかあった中でも、その場の臨場感と熱気が抜群に伝わってくる作品でした。どれだけ高画質になってもスクリーンを通した映像ではなかなか味わうことのできない緊張感を、選手と一緒に体感できる観戦席です。場面設定が見事なので、椅子のデザインにもう一工夫あるとさらに良かったでしょう。(河東 梨香 氏)

『トラッシィーチェア』
湯野 拓也
東京都立工芸高等学校

トラッシィーチェア

審査員コメント
マラソンなど道路上を競技の場とするスポーツの観戦用として、キャリーバッグを思わせるイスにゴミ収納機能を持たせたもの。優れた提案ながら、タイトルの「トラッシィー」には「くだらない」という意味があることや、ゴミ箱にセットするのは「ビニール袋」でなく環境に優しい「紙袋」とすべきでないかなど、再考も必要と思われます。(清水 忠男 氏)

『マラソン観戦を楽に』
福留 慶晃
京都府・京都市立京都工学院高等学校

マラソン観戦を楽に

審査員コメント
既存のガードレールを有効活用するというアイデアの良さと、マラソン観戦以外の時の休憩にも使えるという公共性が、幅広く人々をハッピーにさせるという説得力のある提案でした。再生木材を採用することによる街に溶け込む外観の良さ、考慮された耐候性、細かな寸法の想定など、実現性も考えられている点も感心させられます。(田中 啓介 氏)

『日本の心』
繁政 歩純
広島県・広島市立広島工業高等学校

日本の心

審査員コメント
臨時の応援会場を舞台に、試合開始前の「準備」から観客の期待を高め、「観戦」から「片付け」までの一連の流れがデザインされた作品です。実際の記事をヒントに椅子の形状だけでなく、応援という行為とそのための椅子の在り方まで考えたプロセスも評価に値します。和楽器の小鼓を思わせる形状は持ち運びやすさ、座面の広さが考慮されています。(河東 梨香 氏)

審査委員特別賞

『人力車風イス』
古館 舞
北海道函館工業高等学校

人力車風イス

審査員コメント
道路上を競技の場とするスポーツの観戦用として、覆いのついた人力車のイメージを持つイスを提案。覆いは夏の日差しから身を守りつつ観戦できるという利点があるので納得できます。ただ、車輪が飾りでしかないのはもったいない。実際にも可動のイスとして、自分で移動させたり、人によっては車椅子代わりにもしたいですね。(清水 忠男 氏)

『ボールになろう』
八島 愛斗
宮城県白石工業高等学校

ボールになろう

審査員コメント
昨今、フェンシングやプロバスケットボールなどスポーツ観戦のエンターテイメント性向上が目覚ましいですが、この作品のアイデアは視覚、聴覚で楽しむ今の観戦スタイルのその先のスポーツ観戦のあり方の提案として秀逸でした。振動が共有される事による選手と観客の一体感のある会場の盛り上がりを、ぜひ体験したいと思わせる作品です。(田中 啓介 氏)

『THREE』
清水 陽也
石川県・金沢市立工業高等学校

THREE

審査員コメント
絵の力強さ、明快な色と黒の使い方、独特なリズムに目を奪われた作品です。筆とペンの使い分けや椅子の枠線と服の面表現のバランスが絶妙です。椅子としては、背もたれを倒して上に立った時の安定性など課題はあるものの、上記に挙げた表現力を評価しました。是非、これからも独自のイラストで世界観を作って行ってください。(河東 梨香 氏)

学校賞

北海道小樽未来創造高等学校
宮城県石巻工業高等学校
静岡県・私立知徳高等学校

鳥取県・私立米子松陰高等学校
熊本県立熊本西高等学校

関連学科