第8回高校生けんちくコンテストのテーマ「アニメの中の家」に過去最多の293にも及ぶ作品が寄せられました。高校生の皆さんにとってアニメの世界が如何に身近であったかが感じられました。今までのテーマと違って全く自由な発想でテーマに取り組むことができるのが最大の魅力だったのではないでしょうか。空を飛ぶ、無重力の空間に漂う、植物の中に入り込むという様な提案が数多く見られました。限られた時間の中で数多くの作品の中から優劣をつけることに、審査員の先生方が大変苦労をされました。審査員の推薦点数の多い作品の順から数々の議論の結果、最終的に最優秀作品が選ばれました。金賞は水蓮の花のようなガラスソーラーパネルの家が美しい色彩のプレゼンで、好感を得ました。銀賞の2作品は無重力の中で暮らす奇妙な体験と、様々に移り変わるテント建築のイメージが評価されました。銅賞は、ていねいに描かれたアニメや妖怪のイメージの家、やがて消えていく砂時計の家など、全く異なった作品が選ばれ大変バラエティに富んだコンテスト結果となりました。