卒業作品展・卒業公演の季節がやって来ました。日本工学院では、毎年12月から翌年の3月にかけて、各カレッジで卒業作品展や卒業公演を開催しています。目玉はなんといっても、7カレッジの優秀な卒業作品を一同に集めて展示する「日本工学院卒業展」です。今年は、日本工学院専門学校と日本工学院八王子専門学校それぞれで、開催する予定です。詳しい開催内容は、日本工学院卒業展ホームページで詳しく、ご案内しています。卒業期学生の学びの集大成をぜひ、ご観覧・ご鑑賞ください。
さて、2月1日(木)~3日(土)の期間、日本工学院専門学校 ギャラリー鴻において、デザインカレッジの卒業展が開催されました。2月2日(金)は、夕刻より優秀作品に対する表彰式において、受賞者のみなさんを表彰させていただきました。今年も優秀な作品が多く出品されており、受賞作品の選定するのが一苦労でした。
そんな優秀な作品の中で、学校長賞(最優秀賞)に選ばれたのは、グラフィックデザイン科 3年に在籍する田中優貴さんの「もしものかるた」です。震災や水害など、自然災害での教訓を活かし、小学校低学年から中学生をターゲットに「もしも」の時に備え、かるたを楽しみながらをコンセプトに、防災への意識を高めてもらうための「防災かるた」です。すでに大手出版社がこの作品に目をとめ、商品化が決定いたしております。取り組んだ「テーマ」が大きいですね。鮮やかな色彩と、日本伝統のピクトグラムデザインをかるたに取り入れた点も素晴らしいものですが、「デザインが人命を救う」というテーマに取り組んだ点が、とくに良かったと思います。
学校長を受賞した「もしものかるた」と作者の田中優貴さん(グラフィックデザイン科 3年生)
デザインのほか他カレッジにもたくさん優秀な作品がありますは、これらの作品は、これから7カレッジ合同で開催する「日本工学院作品展」で展示予定です。ぜひ、ご観覧・ご鑑賞いただけましたら幸いです。
◎日本工学院卒業展公式ページ
https://www.neec.ac.jp/exhibition/sotsugyoten/
◎日本工学院デザインカレッジ
https://www.neec.ac.jp/department/design/