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AIシステム科 NEWS&TOPICS

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2021年12月08日
蒲田校

これからのビジネスの現場を変えるRPA(Robotic Process Automation)を学ぶ

RPA特別授業

AIシステム科では、RPAを学び活用するための特別カリキュラムを実施

業務のIT化が加速度的に進む今、多くの企業が注目し業務改善・生産性向上のために導入しているのが、RPA(Robotic Process Automation)というツールです。RPAはソフトウェア型のロボットで、パソコンにインストールするタイプとクラウドサービスによって利用可能なタイプがあり、どちらもプログラミングの専門知識が無くても扱うことができます。RPAはコロナ禍以降の社会、ビジネスシーンで大きな鍵となり、重要な役割を持つと言われています。

AIシステム科では、RPAについてその仕組みを学び、実際にGoogleの提供するRPA、GAS(Google Apps Script)を使ってRPAを実践的に学べるカリキュラムを開始しました。
それではRPAとは、実際どのようなことができるツールなのでしょうか。

RPA(Robotic Process Automation)とは?

RPAを利用してさまざまな業務を自動化することが可能

RPA(Robotic Process Automation)とは、人間の代わりに業務をこなすPC作業の自動化ツールです。決まった手順で行う定型業務や、同じ作業を繰り返し行うルーティンワークなどをRPAにPC上で簡単に記憶させ、業務を自動化。有償からフリーまで各種リリースされ、必要条件や規模に合わせて導入でき、業務改善を行うことができます。

RPAによる自動化業務イメージ

RPAが行うことのできる作業一例

売り上げデータや顧客データなど各種データの収集
大量のデータのダウンロードやアップロード作業
データの入力や加工、集計、まとめ、自動保存
メールを送る、プリンター印刷など外部システムとの連携
Webクローリングによる情報・リスト収集
ファイル名変更、画像ファイル整理など、ファイル・フォルダー操作
定型レポートの自動作成・自動配信 など

AIのように自立した判断や、認知の自動化はできませんが、パソコンに関する業務で、定期的に発生する、ルール化されている大量の業務を行うような処理はRPAの利用がとても有効です。RPAは専用のシステム構築、プログラミングが不要で、簡単に作成でき、Excelやメールソフトなど複数のアプリケーションを連携させる作業にも対応が可能です。

DX化が進むこれからの社会で、RPAは必須のツールとなる

データのデジタル化やIoTの活用など、さまざまな企業や官庁・機関などで業務のDX化(Digital transformationの略で、データとデジタル技術を活用する環境をつくること)が進んでいる現在、RPAの導入は必須となりつつあります。RPAを導入することによって、業務の品質を向上できるだけでなく処理効率もアップ。さらに365日24時間業務に対応できるので、人件費などのコストを大幅に削減することが可能です。コロナ禍以降、社会やビジネスの仕組みが大きな変革を迫られてる今、RPAによる業務改善は、労働生産性を向上させると共に、政府が打ち出す「働き方改革」の実現に大きな力となるでしょう。

DX化によるRPA導入イメージ

RPA導入のメリット

手作業での人的ミスを防ぎ、正確な処理で業務品質を向上
大量の作業でもスピーディな処理で、業務処理効率がアップ
365日24時間作業が可能で、人件費などのコストを大幅削減可能

RPAの導入によって、人間の職が奪われるのではとの危惧もありますが、むしろ単純作業に割いていた時間を、企画や分析、比較検討など生産性の高い業務に充てることが可能になり、また人手不足の解消、労働時間の短縮や生産性向上などの働き方改革の一端を担う大きなポイントとなることも期待できます。

業界・企業が求める最新のRPAスキルを身につける!

これまであらゆる業界・企業で必要とされてきたITの基礎スキル、Excelやword同様、今後はRPAを扱えることが企業から求められる大きなポイントとなり、社会で活躍するためには必須となるでしょう。

AIシステム科では、今後も進化していくと思われるRPAについて、つねに最新の技術を学び、実践的にその活用術を身につけるためのカリキュラムを実施していきます。

AIシステム科 科長 小高 一先生からのメッセージ

小高 一先生

RPAを学ぶことで、技術だけではなく、課題解決・業務改善の能力を高めましょう

RPAは、まさにこれからの社会で需要が高くなるツールです。さまざまな企業でDX化が進めば進むほど、RPAを扱うスキルは必須となってくることが予想されます。そのため、AIシステム科ではRPAの仕組みをしっかり理解して使いこなせることを目標としたカリキュラムを実施しています。ただPCを操作して作業をRPAに記憶させる技術を覚えるだけではなく、業務フローを作成し、手作業では曖昧だった業務の内容や数値を可視化することで、業務の問題点を見つけるためのスキルも身につけていきます。これはRPAを有効に活用するために必要なのはもちろんのこと、AIを学ぶ上で重要な、課題解決・業務改善のスキルを学ぶことにもつながり、あらゆる業務に応用できる技術です。みなさんもRPAの知識・技術を身につけることで、社会で活躍するためのアドバンテージとし、またその学びを通じてよりITやAIについてのスキルを深めていってください。


◎AIシステム科
https://www.neec.ac.jp/department/it/aisystem/

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