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人生100年時代を豊かに過ごすためのリカレント教育

いま、生涯学習の一環として、社会人や定年後のシニア世代が新たな知識や技術を身に付けるために学び直すリカレント教育が注目されています。

人生100年時代を豊かに過ごすためのリカレント教育人生100年時代を豊かに過ごすためのリカレント教育
2020年02月17日
カリキュラム教育資格施設講師八王子校

70歳で定年退職後に鍼灸を学んで国家資格を取得!人生100年時代を豊かに過ごすためのリカレント教育。

資格取得にあえて遠回りすることで
臨床の現場で活躍できる力を養う。

いま、生涯学習の一環として、社会人や定年後のシニア世代が新たな知識や技術を身に付けるために学び直すリカレント教育が注目されています。

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日本工学院 医療・保育カレッジの鍼灸科には、一度社会に出て働いた方、主婦の方、定年退職された方などが、はり師・きゅう師の資格を取得するために入学してきます。今はクラスに数人ですが、これから少子高齢化が進む中で、リカレント教育の学生比率は高まっていくでしょう。

日本工学院鍼灸科の大きな特徴は、全日制にこだわっていることです。はり師・きゅう師の資格を取得するだけなら、午前や午後のみ、夜のみといった短い時間に授業を行う学校もあります。でも、資格を取得するだけでは臨床で活躍する力を身に付けることはできません。日本工学院では3年間の間に、国家試験には直接関係なくても、現場で必要になる知識や技術を学んでもらいます。最短距離ではなく、あえて、一番遠回りするのです。それを理解したうえで、リカレント教育で入学してくる人は真剣な姿勢で勉強に取り組むため、高卒で入ってくる学生よりも熱心な傾向があります。

これからご紹介する阪口修平さんは、中央大学文学部教授を70歳で定年退職された後に、鍼灸科に入学してはり師・きゅう師の資格を取得しました。大学で西洋史学を教えていた阪口さんが、鍼灸を学ぼうと思い立ったのはなぜか。そして鍼灸科で過ごした3年間で得たものは何か、についてお話を伺いました。

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阪口修平
1943年大阪生まれ。
1962年、広島大学文学部史学科西洋史学専攻に入学。
1975年、中央大学文学部に赴任。
2014年、中央大学を定年退職。中央大学名誉教授となる。
2014年、日本工学院八王子専門学校医療カレッジ鍼灸科入学。
2017年、鍼灸科卒業。厚生労働省認定国家資格はり師・きゅう師免許取得。

日本工学院の鍼灸科で過ごした3年間は
70余年の人生で最高に楽しい学びの時間。

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私の専門は西洋史学ですが、東洋医学には昔から関心を持っていました。たとえば、肩こりは西洋医学では対処できませんが、東洋医学を用いれば対応できます。原因のはっきりしない日常的な不調について東洋医学が有効であることから、代替医療や統合医療への関心が世界的に高まっています。そこに面白さを感じた私は、定年退職する前年の夏に、はり師・きゅう師の資格を取ろうと決意しました。家では日頃から口にしていたものの、願書を出すまで妻は冗談だと思っていたでしょうね。

私は八王子に住んでいるので、横浜や新宿の鍼灸学校に通うことも選択肢にありました。最終的に日本工学院の鍼灸科を選んだのは、全日制であることと、通学が楽であることに魅力を感じたからです。

それまでは自分が教える立場で教壇に立っていたので、学生として授業を受けるのは、新鮮な体験でした。孫のような歳の若い学生たちに交じって授業を受けるので、やりにくくないかと聞かれることもありました。私は大学で長年にわたって若い学生を相手にしてきたので、違和感は全くありません。むしろ、若者たちが持っているエネルギーはとてもいい刺激になったし、彼らの考え方に触発されることも多々ありました。同級生たちともよく話しましたし、誕生日を祝ってもらったことは忘れられない思い出です。振り返ってみると、70余年の人生の中で最も楽しく学んだ3年間だったと思います。

何か始めるのに遅すぎることはない。
新しいことへの挑戦こそが若返りの素。

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はり師・きゅう師の国家資格を取りましたが、鍼灸院に努めたり開業したりする予定はありません。しばらくはボランティアの鍼灸師として活動するつもりです。家族や親類縁者、友人知人を中心に施術しながら、地域の高齢者の健康維持に貢献していきたいと考えています。

定年退職後に日本工学院で学び直したことで、私は現役時代よりも元気になりました。今でも大学に行くと、現役で働いている同僚や学生たちに若返ったといわれます。新しいことにチャレンジして、頭を使い続けるのは健康の素。毎日のんびり過ごすばかりでは、すぐに老け込んでしまいます。人生100年時代の今、健康と意欲さえあれば何にでも挑戦できます。私の知人に大学の医学部長を定年した後に、初心者からバイオリンを始めて翌年にアメリカに留学した人がいました。何かを始めるのに、遅すぎるということはありません。いつまでも若い感性で、生き生きとしたセカンドライフを過ごすために、多くの人にリカレント教育を受けて学び直してほしいと思います。

社会でさまざまな経験を積んだ人ほど
患者から信頼される鍼灸師になれる。

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阪口さんのように70歳を過ぎて入学される方はレアケースですが、50代の主婦の方など、年齢の高い方の再入学は多くなっています。新しいことを始めるのに、遅すぎることはないと阪口さんがおっしゃっていましたが、私自身も30歳のときにサラリーマンを辞めて鍼灸を学んで資格を取った経験の持ち主です。だから、社会人として経験を積んだ後に、再入学してくる学生の方々を心から応援したいと思っています。

鍼灸師になるのに、年齢的なハンディキャップはありません。幅広い経験や知識を持っているほうが、患者さんともスムーズにコミュニケーションできます。苦労した体験があれば、問題を抱えて弱っている患者さんに寄り添う時に役立つでしょう。私も阪口さんと同じで、鍼灸を勉強するのが楽しくて、一生懸命取り組みました。自分のためにする勉強は苦になりません。だから、ステップアップや転職のために鍼灸を学ぼうと考えている人には、迷わずに今すぐやるべきです。鍼灸科のリカレント教育に興味のある方は、ぜひご相談ください。

◎鍼灸科
https://www.neec.ac.jp/department/medical/acupuncture/

日本工学院八王子専門学校 
医療・保育カレッジ
鍼灸科 科長
山下 俊樹

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