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ホテル・観光科 観光マーケティングコース

星野リゾートのマーケティング術を実践的に学ぶ。

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  • 2026年度学生募集
  • 蒲田

観光マーケティングコース

ホテル・観光科
produced by 星野リゾート

ブランドやサービスのつくり方を学び、
実践を通してスキルを磨きます。

観光マーケティングとは、旅行者のニーズを満たし、かつホテルや地域の利益を得る活動をいいます。季節で異なる旅行者のニーズをとらえ、ターゲット層の旅のしかたを理解し、新しい旅のスタイルや魅力的な旅のプランを提案することも、重要な観光マーケティングです。日本工学院ホテル・観光科では、ホテル・観光業界の中でも特にマーケティングを重視している星野リゾートと連携し、星野リゾートのマーケティング術を教育に導入。学んだことをもとに実際に観光プランを作り、社会実装(実社会で活用すること)を通して知識やスキルを身につけます。

星野リゾートのマーケティング術を教育に導入

マーケティングを実践的に学び、サービスを創り出す力を養います。

星野リゾートでは、スタッフ一人ひとりが接客を行いながら、各地の魅力を生かしたサービスの企画や顧客満足度の分析なども担っています。そのために欠かせないのが、マーケティングスキルです。星野リゾートは社内研修などを通じてマーケティングスキルの向上に努めており、さまざまなサービスの実現に結びついています。ホテル・観光科では、こうした星野リゾートのマーケティング術を教育に導入。星野リゾートの現役スタッフが講義を行い、マーケティングから生まれたさまざまな事例をもとに、ケーススタディを交えながらマーケティングスキルを磨きます。

CASE STUDY 1

BEB「ブランドコンセプト」

若者が気軽に旅を楽しめる、新しいホテルのカタチ。

「BEB(ベブ)」は、2019年に誕生した星野リゾートの5つ目のブランドです。コンセプトは、「居酒屋以上 旅未満 仲間とルーズに過ごすホテル」。「大切な仲間と好きな時に、好きな場所で、好きなように過ごせるホテル」として、新たな旅のスタイルを提案しています。

S-pro

ブランド誕生のきっかけは「若い世代にもっと旅をしてほしい」という思いでした。20〜30代を対象にインタビューを行ったところ、「ホテルは特別な日に背伸びして出かける高級な場所と認識している」や「どこに出かけるかよりも、どう過ごすかを重視している」などの声が寄せられ、“ルーズ”を合言葉にBEBは立ち上げられました。2023年2月現在、BEBは全国3ヵ所(土浦、軽井沢、沖縄瀬良垣)に展開しており、例えばBEB土浦はサイクリスト向けのサービスに特化するなど、それぞれが独自のカラーを打ち出し、多種多様なサービスを提供しています。

おもてなし

「BEB土浦」のエントランス


CASE STUDY 2

リゾナーレ那須「ミルクジャム」

生乳のフードロスをなくすため、「ミルクジャム」を 商品化。

リゾナーレ那須では、2020年、コロナ禍の影響で行き場を失っていた地元の牧場の牛乳を「ミルクジャム」に加工し、フードロスを削減するとともに、地域の魅力を発信する商品へ生まれ変わらせました。

S-pro

2020年、リゾナーレ那須と提携していた地元の森林ノ牧場が、感染症の拡大により、飼育していたジャージー牛の生乳の廃棄を検討せざるを得ない状況に陥りました。その危機回避に協力したいという思いから、リゾナーレ那須がフードロスを防ぐために生乳を長期保存可能な「ミルクジャム」に加工。ホテル内で「牧場を救うミルクジャムフラッペ」として提供したほか、「星野リゾートのミルクジャム」として全国販売を行いました。星野リゾートは地域の魅力を発信することで地域ブランド力を高める活動に積極的に取り組んでおり、「ミルクジャム」の商品化もその一例です。

おもてなし

リゾナーレ那須の「牧場を救うミルクジャムフラッペ」


CASE STUDY 3

星のや東京「マイクロツーリズム」

地元の魅力を再発見できる、自宅から数時間の小旅行。

マイクロツーリズムとは、遠方や海外への旅行に対し、地元の方が近場で過ごす旅のスタイルです。自宅から1〜2時間程の距離で、安心、安全に過ごしながら地域の魅力を深く知るきっかけになり、地域経済にも貢献します。感染症防止の観点から星野リゾートがいち早く提唱し実現したことで、観光業界全体に広まりました。

S-pro

PMS

地元観光を楽しむ全国のマイクロツーリズム

星野リゾートは現在、全国を11の『マイクロツーリズム商圏』に分けて、各地域のメディアと連携しながら、地域の方々に向けた情報を発信しています。その発端となったのが「星のや東京」の取組みです。「星のや東京」は感染症の流行に伴い、首都圏在住者をターゲットに、感染リスクを軽減しながら安心して非日常を楽しむプランをいち早く作成。客室でのチェックイン、大浴場の混雑状況がわかるアプリの導入、館内で楽しめる充実した食事メニューなどに加え、東京の夜景が楽しめるバスクルーズや人力車体験など、地元の魅力を再発見できる屋外アクティビティも豊富に用意し、新たな旅行者のニーズを喚起しました。

  • ホテルニューオータニ

    星のや東京

  • ウェスティンホテル東京

    広々としたエントランス

  • 帝国ホテル

    ゆとりあるリビングルーム

「OMO」ブランドによる観光コーディネートのケーススタディはこちら

星野リゾートの授業担当者による授業解説

■ブランドマーケティング(担当:星野リゾート 橋本 里欧 さん)

ブランドを初歩から学び、最後には自分たちでブランドを考え発表します。

ホテル業界では、ブランド戦略がとても重要です。マリオットやヒルトンなど大手の外資系ホテルチェーンは、明確なブランド戦略のもと、数十ものブランドを展開しています。私たち星野リゾートもブランドを重視しており、星野リゾートという大きなブランドのもとに、「星のや」や「リゾナーレ」など5つのサブブランドを展開しています。それぞれコンセプトやターゲットが異なっており、ブランドごとに一貫した知覚品質(顧客が感じているブランドイメージ)を保てるように努めています。

おもてなし

サブブランドのコンセプトは、施設ごとにさらに細かく分かれています。私が以前働いていた星のや竹富島のコンセプトは「夢中になるという休息」、星のや東京は「塔の日本旅館」です。同じブランドでも施設によってお客様の求めているものは違うので、ブランド戦略を立て、お客様のニーズに応じていろんな楽しみ方を提供することは、とても意義のあることだと感じています。

■サブブランドごとにコンセプトやターゲットを明確化

星のや

●コンセプト「夢中になるという休息」

圧倒的非日常感を追求した日本発のラグジュアリーホテル

●コンセプト「王道なのに、あたらしい。」

地域の魅力に出会える温泉旅館

リゾナーレ

●コンセプト「自然を体験するリゾート」

豊富なアクティビティを備える西洋型リゾートホテル

OMO

●コンセプト「テンションあがる『街ナカ』ホテル」

都市観光のための個性的な「街ナカ」ホテル

BEB

●コンセプト「居酒屋以上 旅未満 みんなでルーズに過ごすホテル」

若い人をターゲットにしたカジュアルホテル

「ブランドマーケティング」の授業では、ブランドとは何かを理解することからスタートし、サービスを通してブランドを表現できる力を身につけます。ブランド論の世界的権威であるデービッド・アーカー氏の理論に基づき、ブランドの構成要素やターゲットの決め方、セグメントマーケティングの手法、ベネフィットの種類、ポジショニングマップの作り方などを学びます。聞きなじみのない専門用語が出てきますが、2週間単位で1つのテーマを講義・復習する授業形式なので、回を重ねるごとに学生たちの理解もどんどん深まっていきます。

先日、授業で学んだことの集大成として、学生たちが考えた新しいブランドをプレゼンテーションする発表会が行われました。授業が始まった当初は反応の薄かった学生たちも、時間をかけてブランドを作っていく過程で愛着が湧き、ブランドマーケティングの難しさと楽しさを感じたようです。私自身、授業を担当するのは初めての経験でしたが、学生の成長を間近で見られてとても感動しました。

橋本里欧先生

橋本 里欧 先生

(株)星野リゾート 人事グループ キャリアデザインサポートユニット

星野リゾートの自由な社風、年齢や経験年数に関係なく意見を出し合うフラットな組織文化に惹かれて入社。「星のや竹富島」「星のや東京」でサービススタッフとして勤務した後、現在は人事グループに所属。新卒者の採用を担っている。


■ファシリティマネジメント(担当:星野リゾート 小林 康雄 さん)

施設管理やエコの視点から、ホテル運営について考えます。

ファシリティマネジメントとは、施設や設備などの資産(ファシリティ)を管理・運営(マネジメント)することをいいます。大きな資産を持っている企業ほど、運用次第で収益に大きな影響が出てくるので、欧米では財務や人事、マーケティングなどと並んで組織の中で重要なポジションを占めています。

ホテル事業でもファシリティマネジメントは重要です。ホテルはお客様の滞在期間中の舞台装置であり、土地や客室、機械設備や電気設備などのファシリティは、ホテルを経営するために欠かせない要素です。それらをどのようにして顧客満足度を落とさずにメンテナンスして運用していけるのか。設備の更新にどれくらい投資すれば、どの程度のリターンが返ってくるのか。星野リゾートも国内外で60以上の施設を運営しているので、ファシリティマネジメントには力を入れています。

おもてなし

近年、SDGs(持続可能な開発目標)が注目を集めていますが、私たち星野リゾートはファシリティマネジメントの観点から、長年それと意識せずにSDGsに取り組んできました。例えば「星のや軽井沢」では、敷地内に水力発電所を設置し、年間数十万KWhの電気を生み出しています。また、歯ブラシのリサイクル、ペットボトルの廃止、ゼロ・エミッション(廃棄物を再資源化して排出量をゼロにすること)などにも取り組んで成果を上げています。私たちが「勝手に」行ってきたことなので「勝手にSDGs」と称していますが、エネルギーや環境の視点から経営を考えることも、ファシリティマネジメントの重要な役割です。

S-pro

「ファシリティマネジメント」の授業では、ファシリティとは何なのか、ホテル経営に必要なものは何か、ホテル事業とファシリティの関係などについて幅広く講義します。特に強調したいことは、ホテルは接客サービスだけでなく、いろんな要素が複雑に組み合わさって成り立っているということです。将来、ホテル業界で働くとき、人事や総務、施設管理などの部門に配属されるかもしれません。接客部門で働く場合でも、ファシリティマネジメントの知識があれば、仕事をする上で大きなプラスになると思います。

小林康雄さん

小林 康雄 さん

(株)星野リゾート 国内企画開発 地域FMユニット

1977年入社。入社後は接客サービス、新規施設開発、複数施設の総支配人を歴任し、現在はグループの施設管理を担当。現在は、これまでの経験を活かし新入社員に向けた研修の講師を通して、会社の価値観や組織文化を伝える活動にも従事。


■ブライダルビジネス

ブライダルをマーケティングの観点から徹底分析。

ブライダル業界を分析し、今後のトレンドにマッチする見せ方をするにはどうしたらよいのかを学ぶ授業です。結婚式は人生の一大イベントであり、マーケティングの観点から見るとユニークな市場です。結婚情報誌などを読んでウェディングに憧れている人は常に存在し、ブライダル業界の潜在的なターゲットになっています。ブライダル業界は、そうした人が5年後、10年後になったときに選んでもらえるような見せ方をしており、その点が一般的なマーケティングと大きく異なっています。

おもてなし

星野リゾートのスタッフが担当する授業

■ツアー企画

ツアー旅行を企画し、実現するためのスキルを養います。

ツアー旅行に関する基本を学び、ツアーを企画する能力を養います。ニーズの調査から、ターゲット設定、企画立案まで、ツアー企画の作り方を実践的に学習。また、企画したツアーを実現するために欠かせないプレゼンテーション能力も磨きます。

ツアー企画

■観光産業

日本全国の地域文化や特性など、観光人材に必要な知識を学びます。

日本には地域ごとに特性があり、それぞれに地域固有の文化が根付いています。歴史的にどんな産業が盛んなのか、どのような祭り・郷土芸能があるのか、温泉や森林などの天然資源はあるのか—。全国各地の地域文化や特性を正しく理解することで、日本の観光産業に広く貢献できる力を養います。

観光産業

星野リゾートでのインターンシップ

星野リゾートで実務を体験し、マーケティングも学べる貴重な機会。

ホテル・観光科では、星野リゾートが運営する全国各地の施設でインターンシップを行っています。その特長は、長期間にわたって現地のホテルスタッフと同様の業務を体験できること。特に星野リゾートはマーケティングを重視しているため、学生たちにとっては実務を体験しながらマーケティングも学べる貴重な機会。毎年多くの学生がインターンシップに参加し、星野リゾートの接客サービスはもちろん、マーケティングについても実践的に学んでいます。

おもてなし

インターンシップ体験者の声

インターシップ先
星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳


星野リゾートの社内塾に参加し、
マーケティングの大切さを学びました。

高島 舞

ホテル・観光科2年(取材時)
埼玉県立新座総合技術高校出身

高島舞 さん

リゾナーレ八ヶ岳で約1カ月半、インターンシップを体験しました。私が担当したのは「キッズスタジオ」(お子様専用キッチン)や「森の空中散歩」(アスレチックコース)といったアクティビティ。インターンシップ期間中は毎日、業務を行う前に顧客満足度や平均客室単価などを確認していました。事前に数値を確認することで、業務や時間に対する意識が高まったと思います。

業務を終えた後には、社員の方々と一緒に社内ビジネススクール「麓村塾」にも参加しました。これは星野リゾートが全国で展開している教育システムで、年間150を超える講座があり、社員の方々は働きながら学ぶことができます。私はマーケティングの講座を受け、星野リゾートが作り上げてきた数々のホテルのデザイン案からコンセプト作成のプロセスを教えていただき、その努力と発想力に驚きました。ちょうど授業で地元蒲田のホテルのコンセプトルームを作るプロジェクトを進めていたので、とても勉強になりました。

インターンシップ教育について詳しくはこちら

地域連携

OMOレンジャーならぬ「KAMAレンジャー」に変身!

ホテル・観光科では、地域連携の一つとして、「かまた祭」で、星野リゾートのOMOレンジャーをお手本にした「KAMAレンジャー」を企画・実施しています。これは、学生が5色(赤・青・黄・緑・ピンク)に分かれ、テーマカラーに沿ったお店や場所を紹介するというもの。ブルーは写真映えスポット担当、グリーンはお散歩スポット担当など、蒲田の名所を案内します。街のマップやお店の紹介パンフレットも学生たち自身で制作し、観光コーディネートのおもしろさを体験しています。

kamaレンジャー

KAMAレンジャーの取組み

蒲田校の学園祭として盛大に開催される「かまた祭」。ホテル・観光科では、来場者の方々にオリジナルの街歩きすごろくに挑戦していただき、遊んでくれた人に大田区のお土産100選のお菓子をプレゼント。楽しみながら大田区の企業の商品に親しんでもらいました。

かまた祭

星野リゾート「OMO」のご近所マップを参考に、学生たちが蒲田街歩きマップを制作。お店や公園などのスポットが紹介されており、5人のKAMAレンジャーがそれぞれの担当スポットに案内します。

蒲田街歩きマップ

大田区蒲田には、さまざまな名所があります。昭和43年から蒲田のランドマークとして親しまれてきた東急プラザ蒲田の「幸せの観覧車」、古タイヤを利用した怪獣のモニュメントがある「西六郷公園(タイヤ公園)」、いつも学生たちで賑わっている「工学院通り商店街」、等々。ホテル・観光科では、星野リゾートでのインターンシップも活発に行われているので、将来本家のOMOレンジャーを体験できる日が来るかもしれません。

  • 幸せの観覧者

    幸せの観覧者

  • タイヤ公園

    タイヤ公園

  • 工学院通り

    工学院通り

  • 商店街

    商店街

  • 東急電鉄

    東急電鉄

産学連携

地元商店街と協力し、地域の魅力発信に貢献。

ホテル・観光科では、企業や地域と連携したさまざまな取組みを行っています。その一つが、大田区や大田観光協会などが主催する「おおた商い・観光展」への参加です。おおた商い・観光展とは、大田区の特徴ある商品や観光地としての資源を生かし、大田区ならではの魅力を発信する一大イベント。大田区内約150の事業者と観光スポットが参加して、お店やSNSなどでさまざまなイベントが行われす。ホテル・観光科でも、「ホテル オリエンタル エクスプレス 東京蒲田」のスペースを借りて、大田区の企業の商品紹介や飲食の提供・販売を行うなど、地元地域の魅力発信に貢献しています。

産学連携

地元蒲田のホテルとコラボレーションし、コンセプトルームを提案。

ホテル・観光科は、2020年より「ホテル オリエンタルエクスプレス 東京蒲田」と連携し、ホテルのコンセプトルームを学生が提案する共同プロジェクトを実施しています。2024年もホテル・観光科の学生たちがこのプロジェクトに取り組み、企画から制作、宣伝、運用などについてプランを提案。ホテルへのプレゼンテーションを経て、東京23区で銭湯数第一位を誇る大田区の特性を生かした「人類癒し計画~風呂キャンセル界隈をなくしたい~」、歌川広重の「名所江戸百景」にも描かれた梅屋敷公園や梅スイーツを楽しめる「梅のおもてなし」の2つが最優秀賞に選出されました。その後、2025年1月14日~2月28日までの期間限定で一般向けに販売されました。

秋にホテルのスタッフの方々をキャンパスへ招き、宿泊プラン発表会を開催。コンセプト、ターゲット、収益性、独自性、話題性などについて審査が行われ、最優秀賞が決定しました。

今回のコラボレーションを通して、学生たちは ①プラン作成のノウハウを学ぶ、②ホテルを知る、③企画立案をする、④企画を形にして販売する、⑤販売後のフォローをする、の5工程を体験。学生全員がホテルスタッフと協働しながらプロジェクトを進め、企画力やマーケティングスキルを養いました。

ホスピタリティマネジメント

研修旅行

日本の観光産業の魅力に、マーケティングの視点からアプローチ!

日本工学院ホテル・観光科では、日本の観光産業の魅力をマーケティングの視点から考案するために研修旅行を実施しています。2022年は、世界的な人気観光地である京都を訪問し、日本文化や日本のおもてなしを体験したほか、学生自身が宿泊したいホテルを調べて予約し、自分たちがホテルにどんな価値を求めているか、ホテルはどんな価値を提供しているかを体験的に学ぶなど、さまざまな地域で研修旅行を実施しています。研修旅行の後には報告会を行い、インバウンド対応(訪日外国人観光客への対応)のトレーニングとして、現地で考察した結果を日本語と英語でのプレゼンテーションなども行っています。

研修旅行

■研修旅行の流れ

事前教育

『マーケティング』などの授業で、マーケティングの基礎知識を学びます。

研修旅行

●日本文化とマナーの体験 ●座禅・写経体験 ●宿泊ホテルの予約体験 など

事後教育

インバウンド対応を兼ね、研修の成果を日本語と英語でプレゼンテーション。

資格対策

国家資格「国内旅行業務取扱管理者」にチャレンジ

日本工学院ITカレッジでは、学科や専攻ごとに目標資格を定め、資格対策の科目を設けて学生の資格取得をサポートしています。ホテル・観光科では、「国内旅行業務取扱管理者」にチャレンジが可能。資格取得にチャレンジしたい人は、2年次前期に資格対策科目を選択し、毎秋行われる試験(マークシート方式による学科試験)に向けて、集中的に受験対策を行うことができます。

資格対策

「国内旅行業務取扱管理者」とは?

国内旅行における企画やスケジュール管理など、旅行業務のすべてを管理・監督するために必要な資格です。旅行に関わる数多くの資格の中で唯一の国家資格であり、旅行業者は各営業所に1人以上この資格の保有者を配置することが義務づけられています。したがって、この資格を取得すれば就職に有利となり、また一人で旅行会社を立ち上げることも可能です。

資格について詳しくはこちら

業界のプロが指導

マーケティングやホテルづくりのノウハウを直接指導。

ホテル・観光業界の中でもマーケティングを重視している星野リゾートのスタッフが講師となり、マーケティングを基礎から教えます。また、ホテル業界の最前線でホテルの企画運営に携わってきたプロが、ホテルづくりのノウハウなどを直接指導。学生たちは授業で学んだことをもとに、2年間の集大成となる『卒業研究』で、大田区のブランド力を上げるホテルの立案に取り組みます。

プロの直接指導

講師についてはこちら

業界研究

観光マーケティングが
必要な業界

魅力的な観光コンテンツを生み出すマーケティングのスキルを持った人は、行政、一般企業を問わず、さまざまな分野から求められています。観光は地方創生のカギと考えられており、活躍の場が全国に広がっています。

ホテル業界

ホテル業界

マーケティングの知識を備えたホテルスタッフとして、地域の特性などを生かした魅力的なコンテンツをつくり、お客様が満足する顧客体験を提供します。

観光業界

観光業界

観光マーケティングのスキルを生かし、ホテルや地方行政を支援する観光コンサルタント、観光ガイドブックのライターなど、フリーランスで活躍することも可能です。

旅行業界

旅行業界

旅行会社のスタッフとして、さまざまなデータを分析して多様化する旅行者のニーズを探り、旅行者が本当に求めている観光ツアーを企画・運営します。

公共分野

公共分野

国や地方自治体の観光部門の職員として、持続可能な観光地域づくりをめざし、企業やメディアと連携しながら、魅力ある観光コンテンツを開発・発信します。

広告業界

広告業界

観光プロモーション会社、観光業向け広告代理店、地方創生イベントを運営するイベント会社などのスタッフとして、観光誘客をはかります。

先生からのメッセージ

遠藤麻由先生

ホテル・観光科

遠藤 麻由 先生

観光マーケティングの重要性

地域に根ざした魅力づくりが、ますます重要視されています。

観光産業の醍醐味は、各地の魅力をお客様に伝えたり体験してもらうことで、その地域を好きになっていただくことです。私たちの教育をプロデュースしている星野リゾートでは、地域の魅力をお客様に体験してもらえるようにカタチにして提供しています。例えば、温泉旅館のブランド「界」では、それぞれの施設でその土地の魅力を“ご当地学”や“ご当地部屋”として提供しています。こうした取組みがお客様に喜ばれ、地域の観光産業を盛り上げるきっかけにもなっています。お客様が旅行先を選ぶ際の誘因として、こうしたさまざまな取組みが重要視されています。

観光マーケティングの仕事をめざす人へ

実践型のマーケティング教育を、一緒に学びましょう。

ホテル・観光科には、知識だけでなく、学んだことを生かせるイベント実習がたくさんあります。地元蒲田のホテルのコンセプトルームの企画を制作したり、学園祭で蒲田の盛り上げ役として街案内をしたり、地元の地域イベントに参加するなど、実習内容はさまざまです。星野リゾートで培われたマーケティングの基礎知識を学び、地域の魅力をお客様にお届けできるよう、観光産業を盛り上げる人材をめざして一緒にがんばりましょう。

ホテル・観光科をもっと知る

まずはオープンキャンパス+体験入学にご参加ください。

開催日

4/27() 5/6() 11() 25()
6/1() 8() 15() 22()

日本工学院では、1年を通じてオープンキャンパス+体験入学を随時開催しています。

情報ビジネス科では、1年を通じてオープンキャンパス+体験入学を随時開催しています。普段の生活に役立つビジネスマナー講座にチャレンジ!また、社会人に必要なコミュニケーションを学べるコミュニケーションゲームなどさまざまな体験メニューを用意。ぜひご参加ください!

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ここがポイント!

日本工学院 ホテル・観光科の実習の様子や学生が開発した作品についてムービーで紹介します。

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