ホテル・観光コースの教育目的は、将来ホテル業界や観光業界で活躍できるスキルを身につけ、希望の会社に就職することです。資格はスキルを身につけるうえでとても有効なツールであり、カリキュラムと不可分の関係にあります。そこで、ホテル業界や観光業界をめざすうえで最低限取っておくべき資格を「ベーシック資格」として設定。さらに、めざす職種に応じて目標資格を設定して、きめ細かな資格サポートを行っています。
目標資格 |
レストランサービス技能検定(ホテルスタッフ専攻) 国内旅行業務取扱管理者試験(観光コーディネーター専攻) |
ベーシック資格 |
マナー・プロトコール検定 TOEIC 600点 サービス接遇検定 簿記検定 MOS(Microsoft Office Specialist) ビジネス能力検定[B検]ジョブパス |
レストランサービス技能検定
目標資格
どんな資格?
ウェイター、ウェイトレス、ホテルマンなど、西洋料理を提供する者としての技能を認定する国家資格です。学科試験と実技試験があり、学科試験に合格しないと実技試験を受験できません。料理や飲み物を提供するサービスに関する資格としては、唯一の国家資格です。
資格対策
1年次後期と2年次前期に「レストランサービス」を設置し、1年間かけて資格対策を行っています。試験内容は広範囲にわたり、また在学中の受験チャンスは1回のため、学生たちはみんな真剣。その結果、多くの学生が合格し、レストランサービス技能士の資格を取得しています。
マナー・プロトコール検定
ベーシック資格
どんな資格?
社会人として必須のマナーに加え、ビジネスや国際的なシーンで必要とされる国旗の扱いや席次、宗教上の配慮といったプロトコール(国際儀礼)に関する知識と技能を認定する資格です。ホテルや航空関係など、海外のお客様を接客する業界に特に注目されています。
資格対策
入学直後から7月頃にかけて、資格対策を兼ねた短期集中のレッスンを行っています。試験範囲でもあるプロトコールや冠婚葬祭の知識を学び、名刺の渡し方やお辞儀のしかたをロールプレイングで練習。1年次夏から始まるインターンシップにも大きな効果があります。
TOEIC 600点
ベーシック資格
どんな資格?
TOEIC(トーイック/トイック)とは、「国際的な意思疎通のための英語のテスト」の略称です。オフィスや日常生活における英語によるコミュニケーション能力を幅広く測定します。一般的にTOEICとは、TOEIC Listening & Reading(L&R)を指し、聞く能力と読む能力を990点満点で採点します。
資格対策
1年次と2年次に「TOEIC対策」を設置し、卒業までにTOEICスコア600点(英検2級相当)をめざします。TOEICの教科書を使いながら、日本人の英語講師が学生一人ひとりのレベルに合わせて指導します。試験の直前には集中講義を行うこともあります。
サービス接遇検定
ベーシック資格
どんな資格?
サービスに対する心構えや応対の技術、言葉づかい、立ち居振る舞いなどを審査する検定です。 サービスを提供するホテルスタッフや品物を販売するショップの従業員など、あらゆる業界のサービス接遇業務全般に生かせる資格です。
資格対策
サービスの定義や対人技能の基礎などを学ぶ「接客サービス」の授業内容が、この資格の試験範囲をカバーしており、全員がスキルアップを兼ねて準1級合格をめざします。
全経簿記検定
ベーシック資格
どんな資格?
全国経理教育協会が主催する簿記の検定試験です。経理担当者や会計専門職をめざす人のための資格です。上級・1〜3級・基礎簿記会計の5種類があり、上級以外の試験は年4回開催されています。
資格対策
ホテル経営に会計の知識は欠かせません。簿記検定の資格を持っていたことが評価され、希望するホテルに就職した卒業生もいます。ホテル・観光コースでは、1年前期に「簿記基礎」を学び、全経簿記3級合格をめざします。
日本工学院では、学内に資格支援センターを設置し、資格の案内や受験の手続き、出願、対策講習会開催など、学生の資格取得をサポートしています。学科を超えて、多彩な資格にチャレンジすることも可能です。 |
入学前に資格を取得している方の進学を支援する
日本工学院では、全学科で本校への入学以前に特定の資格を取得している方を「資格特待生」として、10〜50万円を給付しています。対象となる資格は、実用英語技能検定(英検)、秘書技能検定などです。