
進学資金説明会[蒲田校]
2025/4/27(日)・5/6(火)・5/11(日)・5/25(日)・6/1(日)...
本校の奨学金制度や特待生制度、進学ローンなどについて専任のスタッフが詳...
インターンシップとは、学生が興味のある企業などで実際に仕事を体験する制度のことで「就業体験」や「就労体験」とも呼ばれています。目的は、働く体験を通じて業務内容の理解を深めること。インターンシップの経験は就活に有利となり、経験を積むことで自身の成長にもつながります。ホテル・観光科では、星野リゾートをはじめとするさまざまなホテルでインターンシップが可能。特に星野リゾートでのインターンシップでは一般的なフロント業務だけでなく、アクティビティやマーケティングなど、ホテルに関するさまざまな業務について学ぶことができます。
ホテル・観光科では、星野リゾートが運営する全国各地の施設でインターンシップを行っています。その特長は、長期間にわたって現地のホテルスタッフと同様の業務を体験できること。毎年多くの学生がインターンシップに参加し、星野リゾートの接客サービスはもちろん、マーケティングについても実践的に学んでいます。
リゾナーレ八ヶ岳でのインターンシップ
2022年夏、リゾナーレ八ヶ岳で行われた約50日間のインターンシップに、ホテル・観光科の学生が参加しました。ホテルサービス担当やアクティビティ担当など、それぞれの職種に分かれて実務を体験。インターンシップ終了日には全員でサービス向上に関する提案を行いました。
ホテルスタッフになりたい思いが、
いっそう強くなりました。
宮崎 紅葉ホテルサービス担当
ホテル・観光科 2年(取材時)
千葉県立小見川高校出身
インターンシップでは、サービス担当として、エントランスでお客様を迎えてお荷物をカートに乗せ、お部屋まで運んだり、逆にチェックアウトの際に客室からロビーへ荷物を降ろす「バゲージダウン」などの業務を行いました。他にも、ロビーでお客様にお声がけをしてウェルカムドリンクを提供したり、お客様からオーダーがあった際にお部屋にお届けするなど、さまざまな仕事を体験させていただきました。
特に印象的だったことは、お子様連れのお客様からのオーダーでケーキを届けたときのことです。「お誕生日おめでとうございます!」とお部屋に入ったらとても喜んでくださり、ご家族の方にも大変感謝されました。私はもともと高校時代に接客のアルバイトをしたことで人に感謝される喜びを知り、人の役に立ちたくてホテルスタッフを目指したので、ホテルスタッフになりたいという思いがますます強くなりました。
今回の体験で得たものは、自信と観察力です。自分で判断し行動したことがお客様に感謝されたり、周りのスタッフに評価していただいたことで自信がつきました。インターンシップ当初は「もしご迷惑になったらどうしよう」とお声がけにも消極的でしたが、何度もくり返すうちに「もし断られてもタイミングが合わなかっただけ」とポジティブに考えられるようになり、苦手意識を克服できました。人を笑顔にできるホテルスタッフの仕事は、私にとって天職だと思っています。
アクティビティ担当として、
かけがえのない思い出ができました。
高島 舞アクティビティ担当
ホテル・観光科 2年(取材時)
埼玉県立新座総合技術高校出身
リゾナーレ八ヶ岳のコンセプトは「大人のためのファミリーリゾート」。子ども向けのアクティビティや家族みんなで楽しめる充実した施設が特徴です。私が担当したのは「キッズスタジオ」(お子様専用キッチン)や「森の空中散歩」(アスレチックコース)といったアクティビティ。キッズスタジオは朝早くから仕込みを始め、一緒にコックコートを着て、子どもたちのケーキ作りをサポートしました。森の空中散歩では、運動が苦手なお子様もいるので、やさしく声をかけながらハーネスを持って支えるなど、アスレチック体験をサポートしました。
私は高いところが苦手なので、当初はお客様を楽しませることができるか不安でした。でも後日、参加したご家族のお子様から「森の空中散歩を手伝ってくれてありがとう。リリー(私のキャンプネーム)がいたから楽しかったよ」というお手紙と似顔絵をいただき、頑張ってよかったと思いました。憧れていたホテルスタッフの一員になれたと実感し、自信が持てるようになりました。この手紙が今回の体験で一番心に残っています。
インターンシップ期間中は毎日、業務を行う前に顧客満足度や平均客室単価などを確認していました。事前に数値を確認することで、業務や時間に対する意識も高まります。また、星野リゾートの社員向けビジネス講習会にも参加させていただき、マーケティングの大切さを学びました。最終日には、インターンシップのお礼に、気づいた点をまとめた提案書を提出。私にとって初めてのインターンシップを終えました。
インターンシップの経験を
将来設計に生かしてください。
五月女 ゆり さん
(株)星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳所属
インターンシップでお世話になった五月女さん(左から2番目)
私たちが一番大事にしていることは顧客志向であることです。厳しいことや難しいことがあっても、お客様に喜んでいただくことが日々の業務の励みになります。学生のみなさんもそれを体感しているようですね。インターンシップ当初は戸惑いも見受けられましたが、私たちスタッフからのフィードバックをふまえて自らの行動を省み、どうすべきかを考えて行動するようになりました。今回の体験を自分の将来とつなげて考え、ぜひ観光業界を支える人になっていただきたいと思います。
星野リゾート運営施設はもちろん、さまざまな国内有数のホテルと提携してインターンシップを実施しています。ホテルのタイプも都内近郊の一流ホテルやリゾートホテル、テーマパーク系ホテルなど多種多彩。実際のホテル業務を体験することで実践的なスキルが習得でき、ホテルスタッフとしての将来の目標も明確になります。
ホテルニューオータニ
ウェスティンホテル東京
帝国ホテル
◎都内近郊ホテル
●インターコンチネンタルホテル東京ベイ●横浜ベイホテル東急●マンダリンオリエンタル東京●シャングリ・ラ ホテル東京●ザ・リッツ・カールトン東京●ウェスティンホテル東京●コンラッド東京●住友不動産ヴィラフォンテーヌ●ザ ロイヤルパークホテル 東京羽田●ホテルJALシティ羽田 東京●ストリングスホテル東京インターコンチネンタル●品川プリンスホテル●ザ・プリンスさくらタワー東京●グランドプリンスホテル高輪●グランドプリンスホテル新高輪●東京マリオットホテル●横浜ロイヤルパークホテル●横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ●横浜桜木町ワシントンホテル●新横浜プリンスホテル●パレスホテル東京●アンダーズ東京●東京ステーションホテル●ホテルメトロポリタン 丸の内●ANAインターコンチネンタルホテル東京●グランドハイアット東京●パークハイアット東京●ザ・プリンス パークタワー東京●東京ベイ東急ホテル●東京プリンスホテル●シェラトン都ホテル東京●グランドニッコー東京台場●ハイアットリージェンシー東京●帝国ホテル●ホテルメトロポリタン●ホテル椿山荘東京●セルリアンタワー東急ホテル●ホテルオークラ東京●ヒルトン東京お台場●京王プラザホテル●ホテルニューオータニ東京 ほか
◎リゾートホテルなど
●星野リゾート(星のや、リゾナーレ、界など)●富士マリオットホテル山中湖●ホテルマウント富士●エクシブ山中湖●エクシブ山中湖 サンクチュアリ・ヴィラ●グランドエクシブ那須白河●エクシブ軽井沢●エクシブ湯河原離宮●エクシブ箱根離宮●エクシブ初島クラブ●エクシブ蓼科●鴨川シーワールドホテル●箱根小涌園●VIALA annex軽井沢●富士屋ホテル●リゾートホテル ラフォーレ那須●ラフォーレ倶楽部 箱根強羅 湯の棲●ハレクラニ沖縄●ルネッサンスリゾートオキナワ/シギラセブンマイルズリゾート/ホテル日航アリビラ/ホテルニラカナイ西表島●ブルーキャビン石垣島●ココ ガーデンリゾート オキナワ●軽井沢マリオットホテル●箱根・芦ノ湖 はなをり ほか
◎テーマパーク系ホテル
●ディズニーアンバサダーホテル●東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ●東京ディズニーランドホテル●東京ディズニーセレブレーションホテル●ヒルトン東京ベイ●ホテルオークラ東京ベイ●シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル●ホテル エミオン東京ベイ●オリエンタルホテル東京ベイ●オリエンタルホテルユニバーサルシティ ほか
学生は在学中に最大5回、インターンシップに参加できます。参加するかどうかは個人の自由。学生一人ひとりが将来のためにいま何をするべきかを考え、先生と相談しながらインターンシップ先を決定します。インターンシップの前後には、その効果を最大限に高めるために、必ず事前・事後教育を行っています。特に1年次夏のインターンシップは『接客サービス』の授業と連動しており、新入生たちはあらかじめ接客の基本を学んだうえで初めてのインターンシップを体験します。そして、インターンシップの後には必ず報告会を実施。就業体験の振り返りや気づき、今後の改善点などを発表して、その後の学習につなげていきます。
1年次 | 前期 | ●夏(7〜8月) |
後期 | ●冬(12〜1月) |
2年次 | 前期 | ●ゴールデンウィーク(5月)●夏(7〜8月) |
後期 | ●冬(12〜1月) |
事前教育
『接客サービス』などで接客の基本スキルを習得。また、直前講習でベッドメイキングやレストランサービスなどの練習を行います。
インターンシップ
約1週間〜2カ月間の就業体験を行い、実習中の学びや気づきをノートにまとめます。そこで得たことを次回のインターンシップに生かします。
事後教育
インターンシップを振り返り、成果や課題、学んだことなどをまとめ、クラス全員の前でプレゼンテーションします。
ホテル・観光科主任
上遠野 順子 先生
インターンシップの意義
インターンシップの意義は、ホテルで働く体験を通じてさまざまなホテルのスタイルを実感できること。そして、そこで働く人たちやお客様を間近に見ることで、自分の将来像を具体的にイメージできることです。こうした体験が、自分にはどのような働き方が合っているのか、どのような職種が向いているかなどを考えるきっかけとなり、就職活動に向けてのモチベーションにつながっていきます。
インターンシップ教育で特に重視していること
インターンシップで重要なことは、さまざまなお客様に対して満足のゆく顧客体験を提供することです。長期間インターンシップで就業体験を積んでみても、サービスなどに関する基礎的な知識や技術がなれば効果は期待できないと私たちは考えています。そのため日本工学院ホテル・観光科では、普段の授業を重視し、授業期間とは別に、夏期休暇や冬期休暇を利用してインターンシップを実施しています。普段の授業で教養やさまざまな知識を習得して課題解決力や自分で考える力を養い、その実践の場としてインターンシップを体験する─。そのことが、将来的に長くホテル・観光業界で活躍できる人材を育んでいくのです。
インターンシップに不安を抱かれる人へ
最初のインターンシップは入学して約3カ月後に始まりますが、授業でしっかりと丁寧に準備していきますので、ホテルのことが何もわからない状態で入学しても心配はいりません。また、インターンシップ期間中も日誌を毎日書いてもらい、担任の先生がきめ細やかにフォローアップする体制をとっています。インターンシップ先のホテル担当者とも密に連携し、悩みや困ったことがあればすぐに相談・解決して、より良い状況で取り組めるようにしていますので安心してください。
星野リゾートのインターンシップを希望する人へ
日本工学院ホテル・観光科は、星野リゾートとの教育連携により、1年生の前期から星野リゾートのスタッフによる授業が受けられます。それに加え、インターンシップを通じて、授業で学んだことを実際に星野リゾートの運営施設で体験・体感することができます。これは日本工学院にしかない教育プログラムです。興味のある方は一緒に学びませんか?短い期間に自分の成長を大いに感じられる、期待以上の経験になると思いますよ。