挿絵イラスト
書籍・小説などの挿し絵、そして内容説明や補足のために差し込まれるイラストなど、文章中心の書籍でも、イラストは重要な役割を担います。作者や出版社の求めるテイストを汲み取り、文章にマッチする絵柄で、書籍のページにリズムと彩りを与えます。
ここでは、挿絵イラスト制作のスキルを学んだ、デザイン科(3年制) イラストレーション専攻の学生が制作した作品の一例をご紹介しています。
阿部 栞莉
デザイン科 イラストレーション専攻/神奈川県立横浜旭陵高校出身
コロナ自粛によりなかなか旅行に行けないご時世なので、家庭でも旅行気分を味わえるようなレシピ本を作りました。美味しさと47都道府県の郷土色が伝わるイラストを描きました。初心者でも簡単に作られるよう、レシピも工夫しています。右ページに大きくイラストを入れ、ページをめくる楽しみがある冊子にしました。
From Teacher
シズル感のある美味しそうで、表現豊かなイラストは思わず見入ってしまう力があります。47都道府県全ての県を網羅するためには苦労があったと思います。都道府県の特色を調べてオリジナルのレシピを考案しています。ていねいに情報を収集した成果がイラストのクオリティにも表れています。食欲を刺激する素晴らしい一冊となりました。
片岡 凜
デザイン科 イラストレーション専攻/山梨県立上野原高校出身
フードイラスト課題として制作した作品です。アナログ画材で制作することが条件でしたので、水彩で着彩しています。実際のフードよりも美味しそうに見えるよう繊細に描き込んでいます。
From Teacher
パフェとコーヒーの組み合わせに、ほっと一息つけるような気持ちになれる作品です。美味しさが口に広がってきそうなこのイラストは、クリームやフルーツ、チョコレートなどの丁寧な描き分けが重要な要素となっています。また、柔らかさに対して器の硬さの対比も表現の豊かさにつながっているように感じられます。
デザイン科(3年制)では、デザインの基礎から現場で即戦力となるための高度なスキルまでを、現場経験豊かなプロの講師による指導で学習。専門性の高いデザインを学ぶための4専攻を設置。実践的な学習を通して感性とスキルを磨き、卒業後は幅広い業界で活躍できるプロデザイナーをめざします。