パッケージイラスト
さまざまな商品のパッケージを彩る、パッケージイラスト。画風や色彩を、商品の内容とアピールポイントに合わせ、イラストレーションを制作します。商品名やクレジットなどを生かせる図案で、誰もが手に取りやすく、かつ他商品との差別化が図れるインパクトのあるイラストを作り上げます。
ここでは、パッケージイラスト制作のスキルを学んだ、デザイン科(3年制) イラストレーション専攻の学生が制作した作品の一例をご紹介しています。
吉田 七菜
デザイン科 イラストレーション専攻/神奈川県・川崎市立高津高校出身
「不安や緊張感のある世の中でいつも頑張っている自分にご褒美を」をテーマに、世の中を星空のように明るく照らすキャンディのパッケージを制作しました。商品のネーミングとロゴマークも自身で考案し、金色で細く華奢なロゴのが映えるように、パッケージの色は紺色で大人っぽく落ち着いた雰囲気にしました。
From Teacher
コロナ禍での社会問題に目を向け、この時代を生きる若者の空気感をとらえたテーマ設定です。パッケージの形にオリジナリティがあり、正面はもちろんのこと側面のデザインも華やかで丁寧に制作しています。ロゴのデザインや色、バランスも最適です。理想のパッケージに近づける為、試行錯誤を繰り返し、紙も発色の良い最適な紙質を選ぶことができました。
原田 莉茉
デザイン科 イラストレーション専攻/神奈川県・川崎市立高津高校出身
テーマは「優しい香りと色とりどりの湯色が、疲れたカラダとココロを空のように癒すバスソルト」です。6種類の香りに合わせて空をそれぞれ描き、窓型に穴を開けた外箱を付けました。香りに合わせて色を選び、全体の統一感を持たせるようにしています。パッケージを開ける際の空の色の変化を楽しんでもらいたいと思い内箱と外箱の素材を変えています。
From Teacher
6種類の香に合わせた空のイラストが印象的です。一つひとつ香りに合わせて描き分ける発想力・技量ともレベルが高いです。イラストを引き立てる半透明の外箱は商品を手に取りたくなる感情をかきたてます。ロゴもクオリティが高く、複数制作した物の中から一番パッケージを引き立てるデザインを採用した手間と苦労がうかがえます。
デザイン科(3年制)では、デザインの基礎から現場で即戦力となるための高度なスキルまでを、現場経験豊かなプロの講師による指導で学習。専門性の高いデザインを学ぶための4専攻を設置。実践的な学習を通して感性とスキルを磨き、卒業後は幅広い業界で活躍できるプロデザイナーをめざします。