乗り物デザイン
乗り物デザイン
スポーツカーや自家用車、鉄道、バイク、自転車などのデザインは、外装や内装をデザインするだけでなく、ターゲットを設定し、コンセプトを考え、そして機能性を高めるデザインが求められます。デザインスキルだけでなく。機械工学や人間工学、環境基準やコストの問題に対する知識も必要です。
ここでは、乗り物に特化したデザインスキルを基礎から身につけ、つくりあげたプロダクトデザイン専攻の学生作品の一例をご紹介しています。
林 正義
デザイン科 プロダクトデザイン専攻/東京都立総合工科高校出身
これからの移動手段を考えるにあたり、コンパクトで持ち運びが楽になり、充電ステーションなど公共性のあるシステムサービスをテーマに、モビリティを制作しました。アタッシュケースと同じサイズに変形するので、ビジネス仕様のキックボードとして、電車やバスを介した移動時に最適なデザインです。全てのパーツと折りたたみ機構を3Dモデリングして設計・制作し、達成感を得ることができました。
From Teacher
これからのモビリティのテーマに対して、アイデアをしっかりと具体化して、使用状況を設定したデザイン提案ができました。全体から細部の変形機構までしっかりと考えたデザイン・エンジニアリングができました。CGでの提案で終わらず、実際に人が乗れる実寸モデルを製作できている点も高評価です。プレゼンテーションでは、実際に変形する姿を実演することができました。
横川 拓洋
デザイン科 プロダクトデザイン専攻/神奈川県立市ケ尾高校出身
未来のスポーティクーペトラックを想定してデザインしました。Adobe Photoshopを使用したカーデザインスケッチの習作です。エアブラシツールによる立体感や迫力が出せるよう意識しました。
From Teacher
AdobeのPhotoshopというデジタルツールを使用したカーデザインスケッチですが、基本はマーカーやパステル等を使用したアナログの表現を応用したものになっています。車体デザインもかなりアグレッシブでスポーティさが表現されており、デジタルツールで表現している色の深みや再現度、立体感が非常に魅力的になっています。
デザイン科(3年制)では、デザインの基礎から現場で即戦力となるための高度なスキルまでを、現場経験豊かなプロの講師による指導で学習。専門性の高いデザインを学ぶための4専攻を設置。実践的な学習を通して感性とスキルを磨き、卒業後は幅広い業界で活躍できるプロデザイナーをめざします。