おもちゃ・遊具デザイン 学生作品

荒木 果奈

デザイン科 プロダクトデザイン専攻／埼玉県・私立浦和学院高校出身

コロナ後の社会の変化を考える中で、旅をデザインすることにしました。ガチャガチャをきっかけに旅行するコンテンツです。魅力ある県になるよう山梨編の建物、名物、地形などのフィギアを制作しました。現地に取材に行き、実際に自分でも旅をして感じた体験をデザインに反映させることが出来ました。この旅ガチャを使って、旅行を楽しむことで、観光客の人口分散や旅行業界の活性化などの問題が解決できました。

From Teacher

移動制限という特殊な環境に置かれた自分の状況を前向きにとらえ、楽しい提案に繋げることができました。旅行とガチャガチャを掛け合わせたデザインは、モノとコトがリンクして、地域とつながる可能性に満ちた企画として評価できます。この提案は、魅力あるプロダクトによって世の中をハッピーにできることを期待させます。

菊地 達也

デザイン科 プロダクトデザイン専攻／埼玉県立岩槻高校出身

木製の積み木パズルを制作しました。日本の伝統美をデザインに取り入れて、子供と大人がコミュニケーションができるようにしました。遊ぶことで、文様の名前や意味などを学ぶことができます。パズルの要素も含まれているため想像力など様々な感覚を身につけることができます。レーザー加工機で模様を刻印、切断することで、手作業では再現が難しい、クオリティーの高い作品に仕上がりました。

From Teacher

日本の伝統文様を活かした造形で、様々な世代が楽しむことができ、伝統文化を語り合う機会をデザインできたと思います。木製の積み木の制作工程にデジタル技術が使われ、レーザーを照射して刻印、切断加工しています。伝統美という難解なテーマへのアプローチとして、新しい技術を活用してデザインに取り組んだ点を評価できます。

植竹 樹郎

デザイン科 プロダクトデザイン専攻／東京都立飛鳥高校出身

親子の交流をテーマにした遊具デザインに取り組みました。親と一緒に組み立てから手入れまで、その過程を楽しむ子供用キックバイクです。子供の心や体の成長にもつながります。耐久性を考慮して設計したフレーム部分は、在学中に家具実習で学んだ成型合板の製造技術を利用しました。木を使用することで、見た目にもおしゃれになり、傷や手入れも楽しめ、これまでのキックバイクのイメージを一新できたと思います。

From Teacher

このキックバイクの提案は、成形合板の技術を利用した、木目の表情を魅力的にしています。本体フレームは、従来の製品に比べて全体的な印象をナチュラルで親しみやすい印象を与えます。小さな子供の体にもソフトにフィットする優しいデザインが特徴です。親と子で楽しめる今までにないおしゃれなプロダクトになっています。

森原 未知子

デザイン科 プロダクトデザイン専攻／栃木県立石橋高校出身

私たちの周りに「色」がたくさんあることを知ってもらう一つのきっかけになれればと思い、知育玩具を提案します。小さい頃からたくさんの色に触れることで、色彩感覚の成長に繋がります。実際に幼稚園の先生と園児から様々な意見を頂き、サイズやピースや色数などに反映してデザインすることが出来ました。自分の考えたデザインで、子供たちが楽しんで遊んでもらえたのが嬉しかったです。

From Teacher

好奇心旺盛な子供をターゲットにした、色で遊べる知育玩具で色彩感覚の向上を目的にデザイン提案です。色使ったカードゲームでルールから使い方もすべてオリジナルで考えられたところが高評価です。遊んだ後にカードを収納するための、木をモチーフにしたパッケージで、子供たちが楽しみながら片付けができる工夫となっています。