情報ビジネス科
情報ビジネス科2年生が「MOS世界学生大会2024...
2024/06/19
ホテルの現場ではたくさんのプロフェッショナルな仕事が、ホテルの運営を支えています。「宿泊」「料飲」「宴会」など、いくつもの専門部門にはさまざまな仕事があり、それぞれが連携し協力し合いながら、プロのスキルを駆使して、お客様がホテルでより良い時間を過ごすために活躍しています。 ここではホテルの仕事の中で代表的なものをご紹介します。
宿泊部門
フロント
宿泊客のチェックイン、チェックアウトの対応や、会計業務、インフォメーション業務など、宿泊客を幅広くサポートするホテルの顔とも言える仕事です。
コンシェルジュ
レストランの手配や、航空券の予約、観光案内、各種イベントの予約、そしてもちろんホテル内の設備案内など、幅広くお客様をサポートするのがコンシェルジュの役割です。
ベルスタッフ
チェックイン手続きを終えたお客さまの荷物を預かり、客室まで案内します。チェックアウト時にも客室からロビーまで手荷物を運びます。
客室サービス
客室の清掃・点検や、家具・備品などの維持管理がおもな仕事です。またお客様からのリクエスト備品を用意するなど、客室の管理を行います。
料飲サービス部門
レストランサービス
ホテル館内のレストランで、お客様のご案内からメニューの説明、オーダーテイク、そして料理やドリンクの提供まで、お客様にサービスを行います。
宴会サービス
宴会場の設営や披露宴、パーティなどで料理を提供。全体の進行に沿って料理のサーブを行い、それぞれの担当が連携しあってスケジュールを進めます。
調理(洋食・中華・和食)
総料理長の監督の元、レストランまたは宴会場で提供するお料理の調理を行う仕事。仕込みから盛り付けまで、調理技術を駆使して最高の料理を作ります。
ペストリー
レストランや宴会場で提供されるデザート、披露宴のケーキや、館内のショップ、さらにデパートの食品売場に卸す外販等で販売するケーキなどを作ります。
イベント部門
ホテルイベントスタッフ
ディナーショーやファッションショーをはじめ、ホテルで行われる各種イベントを制作。会場の設営から、照明や音響、撮影、お客様の誘導など、幅広い業務に対応します。
ブライダルスタッフ
館内で行う結婚式のプランニングから、衣装、ヘアメイク、アクセサリー、ブーケなどの各種手配、演出、当日の進行までセレモニー全般をサポートします。
企画・マーケティング
市場調査や顧客分析のデータを元に、さまざまなイベントやフェアの企画、そしてセールスマネジメントを行い、ホテルの利益拡大をめざします。
管理・セールス部門
総務
器材や制服などの発注や管理、登記など法務関係の業務、重要書類の保管、そして警察・消防、保健所と連絡をとる際の窓口としての業務も担います。
経理
ホテルの経理業務は、売上集計、クレジットの管理・処理、売上と支出を管理する決算業務などを行う、ホテルの経営を左右する重要な部署です。
購買
ホテルが扱うさまざまな「物」、食料品や備品、電化製品や文房具などのチェックと仕入れ業務が購買の仕事。また調達した購買品の在庫管理も受け持ちます。
施設管理
電気、空調、給排水、エレベータ、駐車場など、ホテルのあらゆる施設・設備を、清潔・快適・安全な状態に維持するための清掃・メンテナンス・管理を行います。
ホテルのブライダルやイベント、宴会
ホテルにとって、宿泊とともに重要な”商品”は、ブライダル(婚礼)や宴会、そしてイベントです。宿泊客以外に利用者を広げることで、その売り上げは、ホテルの業績に大きく影響を与えます。各ホテルでは本格的なチャペルや神殿、大規模なホールや宴会場を持ち、ブライダル、宴会、イベントに専門のスタッフを配置してプロのサービスを提供しています。そのため、ホテルの仕事の中には、ブライダルコーディネーター、フラワーコーディネーター、コスチュームコーディネーター、テーブルコーディネーター、そして介添人などのブライダル専門の職種や、配膳サービススタッフ、クローク、ソムリエ、音響・照明スタッフなどのバンケット(宴会)スタッフも重要な位置を占めているのです。
ホテル業界の給与・年収
年収や給料は、勤務するホテルの規模などによってそれぞれ異なります。日本のホテルは職業別の採用ではなく、ベッドメイクも経理も同じ年の採用ですと同じ給料となりますが、外資系のホテルの場合の年収や給料は、採用の職種によってそれぞれです。年収は一般企業の平均とそれほど変わりませんし、ボーナスも一般企業と同様に、年1回ないし年2回支給されます。また、リゾートホテルなどの場合は、繁忙期・閑散期に残業時間に差が出るため、残業代によって収入の増減が生まれることもあります。経験が上がるごとに出世・昇給があり、年収もアップします。
ホテルスタッフのキャリアアップ
ホテルでは、1年~3年ごとに現場でのさまざまな職種をポジションチェンジしながら経験することで、自分の職場・ホテルについて、仕事についてよく知り、ホテルスタッフとしての基礎力を身につけていきます。そして各専門部門の支配人となり、業務を統括する責任を負う経験を積み、マネジメント知識や能力を身につけていくことでさらにキャリアアップをめざすことが可能です。マネジメント職を経て総支配人になるのも夢ではありません。実際に、ホテルには専門学校卒の総支配人がたくさんいますし、女性が総支配人のホテルも多くあります。
ホテル業界へ就職するには
ホテルスタッフになるためには、まずホテルの採用試験に合格することが必要です。ホテルの多くは、新卒採用や、中途採用も行なっています。特に必要となる資格は基本的にはありませんが、レストランサービス技能検定(HRS検)、サービス接遇検定、マナー・プロトコール検定などを取得しておくと有利です。また、大手外資系ホテルなどでは語学の能力を重視する場合もあるため、TOEICも有効です。大手ホテルの場合は、応募資格の学歴を「専門学校卒以上」とする場合が多く、ホテルスタッフとして必要な基礎知識やマナー、そして各職種のプロスキルを身につけることができ、ホテル実習なども行われる、ホテル学科のある専門学校で学ぶことが、就職への近道となるでしょう。
情報ビジネス科
2024/06/19
情報ビジネス科
2024/01/17
情報ビジネス科
2023/10/04
情報ビジネス科
2023/09/21
情報ビジネス科
日本工学院をムービーでご紹介
ここがポイント!