演劇スタッフ科では、演出家とともに「セット模型」づくりからはじめ、実際にホールで建て込み、そして本番公演にいたるまでを、実際の公演を通してすべて学べます。
❶オーディション
在学中の公演とはいえ、プロの現場同様のオーディションを行います。演劇スタッフも役者が選ばれるオーディションに立ち会い、その演劇の世界観を演出家と共有します。 |
❷読み合わせ
台本を見ながら役者が台詞を読み上げ、同時に演劇スタッフは音響や照明のタイミングを確認します。 |
❸稽古
学内の稽古場で、繰り返し稽古を行います。場面転換の段取りや小道具の扱い方、稽古への音付けなど、演劇スタッフも役者とともに練習します。 |
❹セット模型
スタッフ間で舞台のイメージを共有するため、演出家と相談しながら、セット模型を制作します。今回の装置デザインは、舞台美術家の島川とおる先生によるもの。 |
❺打ち合わせ
セット模型をもとに、舞台監督を担当する学生は本番までの進行を検討。照明や音響を担当する学生も綿密に打ち合わせを行います。 |
❻美術制作
木材をはじめ、さまざまな素材を使って舞台の骨組みとなるセットを作ります。金づちやのこぎりはもちろん、専用の工具を使って手際よく組み立てます。 |
❼建て込み
公演を行う学内の片柳記念ホールにセットを運び込み、実際に建て込みを行います。大きなセットを扱うのでチームワークと安全管理が大事です。 |
❽舞台稽古
実際に役者が入ってリハーサル開始。本番を想定して、大道具の位置や照明、音響のタイミングなどすべてをチェックして本番に備えます。 |
❾本番(公演)
演劇は役者だけでは成り立ちません。舞台監督をはじめ、大道具・小道具、音響、照明など陰で支えている多くのスタッフの協力があって、初めて舞台の幕が上がります。演劇スタッフ科は、声優・演劇科と ともに舞台をつくり上げていく中で、実践力を養っています。 |
よい舞台があっても、演じる俳優がいなければ舞台公演は成立しません。演劇スタッフ科では、声優・演劇科の「演じ手」といっしょに実際の演劇公演を通じて実習舞台づくりを行っています。 |
演劇スタッフ科では、学習内容をステップ式に明示し、学生一人ひとりの習熟度に合わせて無理なくスキルアップができる「教育設計図」を導入しています。学生全員がしっかり学べる日本工学院独自の教育制度です。 |