舞台づくりは、好奇心を持って周りを見つめることから始まります
土屋茂昭先生 劇団四季ミュージカル『CATS』のほか、舞台、ミュージカル、オペラなど作品多数。長野冬季オリンピックでは、開会式・閉会式の美術総合スーパーバイザーを担当。一般社団法人日本舞台美術家協会 副代表理事 関わり合うたくさんの人たちとの協働、そしてお互いを認め合い、発見することが舞台の仕事です。そのために必要となるのは、コミュニケーション能力と表現力、そして発見力です。まずは好奇心を持って周りを見つめることから始めてみましょう。ひと、もの、とき、ひかり、おと、物語。それらに気づくことを学ぶのは楽しいと思います。 |
舞台づくりの魅力を知り、創造し、感性を磨きましょう
島川とおる先生 サフランシスコ州立大学演劇科大学院に留学後、数多くのメトロポリタンオペラやブロードウェイミュージカル作品に携わる。帰国後は、一般社団法人日本舞台美術家協会理事長を2期にわたり務める。 人間の感性を磨くこと、それは舞台美術に携わるものにとってはとても大事なことです。日本工学院の学生はみな集中力が高く、熱心に勉強に取り組む姿に日々感銘を受けています。ここには舞台美術に関わり、創造し、そして感性を磨くための環境が揃っています。皆さんもぜひ、一緒に舞台美術の魅力に触れ、学んでみませんか。 |
1つの作品をゼロから創り上げる楽しさを一緒に体験しましょう
宮下明日香先生 ロンドン大学ゴールドスミス大学院、ロンドン大学ロイヤルホロウェイ大学院に留学し演劇を学ぶ。帰国後、劇団俳優座制作部にて公演の制作を手掛ける。『恋のから騒ぎ』『キャリーの戦争』など翻訳。 「演劇」とは文学の1つである戯曲から始まり、1つの空間に俳優、スタッフそして観客が集まり、1つのものを共有し成立します。1本の舞台ができあがるまでに沢山の人たちと関わり、皆それぞれが全身全霊を込めて作品創りに携わっていきます。舞台監督、デザイン、音響、照明のいずれかのセクションに特化して学ぶ中で、ゼロから1つの作品ができあがる醍醐味を是非一緒に味わいましょう! |
プロの世界と直結している学科です。やる気があれば、あとは飛び込むだけ!
大竹 義雄先生 舞台美術専攻講師。プランニング・アート社長。俳優座を中心に、テレビや舞台の美術製作を多数手がける。 美術製作の仕事はやる気がすべて。そして真面目なだけでなく繊細さと大胆さを両方持っていないとダメな仕事です。舞台が好きで、ものづくりが好き、あとは現場で大切な礼儀や挨拶がしっかりとできれば活躍の場はたくさんあります。ここ、演劇スタッフ科の2年間では、学内公演で制作の流れを体験し、あとはインターンシップでプロの現場に入り、実践的に学んでいきます。入学と同時にプロの世界と直結している学科ですので、飛び込んできてください。 |
舞台照明の魅力を知り、業界へと羽ばたく準備をする2年間です
鶴巻 一弘先生 舞台照明専攻講師。本校卒業生。東京舞台照明勤務を経てフリーとして活躍。舞台やコンサートの照明を数多く担当。日本照明家協会舞台部門優秀賞受賞。 舞台照明というのは、音響や俳優、舞台美術など、さまざまな要素と関係し合いながら、トータルで作り上げていくものです。お互いの仕事を理解していないと照明の仕事も成り立ちません。そすから、演劇スタッフ科の授業は、すべての仕事を体験することから始まります。ここでの2年間の学びは、舞台の仕事を知り、様々な照明の形を知ることで、あなたが進みたい業界への入り口を見極めるための2年間です。たっぷりと経験してプロの世界へ羽ばたきましょう。 |
多くの人とともに舞台を作り上げる、やりがいのある仕事です。
角浜 有香先生 舞台美術家。『そこのみにて光り輝く』、劇団仲間『小さい“つ”が消えた日』などを手がける。 自分の思い描いた舞台デザインを、照明や音響、美術など多くのスタッフたちと連携しながら形にしていき、そこに役者が立ち、本番を迎える。舞台作りの醍醐味を味わえるのが、舞台美術家という仕事の魅力ですね。舞台美術家をめざす学生を待っています! |
客席と舞台がひとつになるその瞬間を支えたい。
武藤 祥平先生 舞台監督。劇団☆新感線の舞台スタッフを務めるほか、最近では2.5次元ミュージカルも手がける。 舞台袖から上演されている舞台を見ていると、舞台と観客がひとつになる瞬間に立ち会うことがあります。この仕事で一番好きなところは、その感動を間近で味わえる所。2.5次元ミュージカルを手がけることも増えてきましたが、舞台作りの醍醐味は変わらないですね。 |